教会建築家 鉄川与助に関する本 おすすめ5選 生涯や功績は?
私たちの周りには、見過ごしがちな偉大な人々の生涯が詰まっています。教会建築家、鉄川与助氏もその一人。彼の評価は分かれるかもしれませんが、彼の創造した教会群は見応えがあります。各地に点在する教会は、与助氏の持つ信仰と技術がひとつになった、まさに芸術作品。そんな彼の生涯を描いた本を選りすぐってみました。青春時代のたくましさから高齢期に至るまで、彼の生きざまが描かれています。また、日本の教会建築の父と称される彼の、多大な功績にも迫る作品もピックアップ。与助氏の歩みを知ることで、その作品に込められた思いもより深く理解できるはずです。
『教会建築家・鉄川与助の生涯 同居の孫が見た素顔』
明治から昭和初期にかけて、教会をはじめ82棟を建築した鉄川与助。
情報や資材、資金も限られた中、彼はいかにして教会を建てたのか。
その仕事と人物像を、晩年を共に過ごした孫が綴る。
[全文の英訳も収録]
1.おじいちゃんの思い出
2.同居する前のおじいちゃんとおばあちゃん
3.おじいちゃんの学び
4.ド・ロ神父様とおじいちゃん
5.東洋一の旧浦上天主堂
6.原爆とおじいちゃん
7.父と母のこと
8.教会建築の今昔
9.五島にあったおじいちゃんの家
10.おじいちゃんが建てた教会の研究
作者 | 鉄川 ひろ子 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 海鳥社 |
発売日 | 2022年08月15日 |
『天主堂建築のパイオニア・鉄川與助 : 長崎の異才なる大工棟梁の偉業』
作者 | 喜田,信代,1948- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 日貿出版社 |
発売日 | 2017年02月 |
『鉄川与助の大工道具』
作者 | 山田 由香里 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 長崎文献社 |
発売日 | 2018年10月17日 |
『鉄川与助の教会建築 五島列島を訪ねて』
作者 | |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | LIXIL出版 |
発売日 | 2012年03月 |
『天主堂二人の工匠 小山秀之進と鉄川与助』
大浦天主堂やグラバー邸を建設し、高島炭坑や端島の開発にも関わった小山秀之進。青砂ヶ浦教会をはじめ、浦上天主堂など、多くの天主堂を手がけた鉄川与助。日本の文化遺産に大きな足跡を残した二人の生涯を克明に描き出す。
作者 | 示車 右甫 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 海鳥社 |
発売日 | 2016年12月20日 |
これまでにご紹介した5作品を通じて、教会建築家・鉄川与助の生涯や功績についての理解が深まったことと思います。それぞれ異なる切り口から彼の人生や業績を描いており、そのどれもがあの時代、鉄川がどのような思いで、どのような背景のもとで教会を築き上げていったのかを感じ取ることができます。
また、彼の足跡を辿ることで、ただ単に建築を行っただけではなく、時代背景や社会情勢といった大きな流れの中で、どう自己の信念を貫いたか、どう困難に立ち向かったかといった大きなテーマにも触れることができます。しかもそれが、彼の作品に色濃く反映されているのです。
これらの作品は、鉄川与助をただ読むだけでなく、「感じる」ことができるものです。文字から立ち上る情緒や、描かれる情景、そしてそのすべてが一つの大きな物語となって、読む者に強く訴えてくるのです。それはまさに、彼の建物が持っている力そのものといっても過言ではありません。
鉄川与助の生涯や功績について、これまで知らなかった方も、これらの作品を通じて新たな視点を得ることができるでしょう。また、既に知っている方も、違った角度から見直し、新たな発見があるかもしれません。どちらにしても、これらの作品が鉄川与助という人間と、彼の創り出した建築という芸術に対する理解を一層深めるきっかけとなれば幸いです。
以上、私のおすすめする5作品をご紹介いたしました。それぞれに特徴があり、どれも興味深く読むことができます。是非、鉄川与助とその時代を感じてみてください。
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