紫式部に関する本 おすすめ8選 生涯・実像は?
皆さんは、古代の才女・紫式部についてどれほどご存じでしょうか?彼女の生涯や実像について探求する本をちょっとだけご紹介しますね。幼少期から成人期、晩年に至るまでの彼女の生き様をたどれる作品や、実際の紫式部がどのような人物だったのかを解説する一冊も。また、彼女の作品を現代語訳したものや、彼女の視点から世界を描いた小説もありますよ。彼女の息を感じるような深い洞察力で書かれた様々な悲喜交々の人間模様。どれも目が離せない魅力溢れる一冊ばかりです。
『散華 紫式部の生涯(上)』
藤原氏の一門ながら無欲恬淡な漢学者の娘として生まれた小市は、幼い頃から和歌や漢籍を学び並外れた才能を発揮した。
姉弟や伯母とともに暮らすなかで、疫病の流行や治安の悪化、勢力抗争に明け暮れる人々の浮き沈みを犀利なまなざしで見つめながら、自らの生きる道を模索していく。
永遠の名作を紡ぎ出した一人の女性の生の軌跡をたどる歴史大作。上巻では少女時代から20代までを描く。
作者 | 杉本苑子 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2023年09月22日 |
『紫式部伝 その生涯と『源氏物語』 源氏物語千年紀記念』
今まであまり定かでなかった紫式部の生涯と周辺を精細に研究し,その実像を明らかにした注目の大冊。
序
第一章 紫式部の境涯
第二章 紫式部をめぐる人びと
第三章 紫式部と『源氏物語』
結語にかえて
紫式部略年譜・系図
あとがき
作者 | 角田 文衞 |
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価格 | 9680円 + 税 |
発売元 | 法藏館 |
発売日 | 2007年01月25日 |
『紫式部伝 平安王朝百年を見つめた生涯』
紫式部はなぜ『源氏物語』を書いたのか。摂関期全盛の後宮を生き抜き、物語を通して、人生と社会の意味を問いかけたのが『源氏物語』である。
その人と生涯を、清少納言や藤原道長、2人の夫など、紫式部をめぐる人々との関係を丹念にたどりながら明らかにする。
紫式部の幼名・本名、恋愛と結婚、宮廷生活、職階、没年等について、先行研究を網羅的に検証しながら16の新見解を提示した本格評伝。
和歌・漢文日記等に読みやすい現代語訳、専門用語に注記を付した。
はじめに
序章 紫式部前史ー時代背景
第一章 紫式部の「戸籍」
第二章 紫式部の家系
第三章 父・藤原為時の生涯
第四章 生い立ち1-幼名・通称「もも」説の提唱
第五章 生い立ち2-物語愛好と学藝史
第六章 青春時代 女友達をめぐる交友ーめぐり逢ひて 見しやそれとも
第七章 紀時文との結婚まで
第八章 紀時文との結婚
第九章 越前下向まで
第十章 越前の藤原香子
第十一章 帰洛から再婚まで
第十二章 藤原宣孝との結婚生活
第十三章 宣孝の死と寂寥の日々
[コラム]光源氏物語前史
第十四章 物語を書く女1-倫子家女房兼業作家説
第十五章 寛弘三年十二月二十九日ー命婦としての初出仕から掌侍への昇任まで
第十六章 後宮女房・藤式部1-日記の存在について
第十七章 後宮女房・藤式部2-上臈中宮女房として
第十八章 物語を書く女2-作家・紫式部の誕生
[コラム]紫式部の地理的視角 宇治・槇の尾山編
[コラム]紫式部の地理的視角 愛宕山編
第十九章 藤原実資から見た「女房」紫式部
[コラム]『紫式部集』覚書 南波浩と定家本『紫式部集』、三谷邦明の接点
[コラム]現存『紫式部日記』はどのように成立したか
第二十章 紫式部の死 終章
[コラム]角田文衛、鍋島直康両先生追想
[コラム]三島由紀夫の『源氏物語』、そして『豊饒の海』
[コラム]『源氏の物語』を伝えた人々
初出一覧
あとがき
附録
『紫式部伝』を読むための人物誌
女房一覧
紫式部年表
平安京図
作者 | 上原作和 |
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価格 | 5940円 + 税 |
発売元 | 勉誠社 |
発売日 | 2023年10月31日 |
『新・紫式部日記』
作者 | 夏山,かほる,1969- |
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価格 | 不明 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2023年03月 |
『紫式部の恋 「源氏物語」誕生の謎を解く』
文学史に燦然と輝く名作「源氏物語」。その誕生の裏には、作者・紫式部の知られざる恋人の姿があった…。長年、「源氏」を研究してきた著者が、推理小説のごとくスリリングに作品を読み解いていく。作品合作説から、登場人物の自殺説など、作品に新たな光をあて、さらなる物語の深みへと読者を誘う。
作者 | 近藤富枝 |
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価格 | 858円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2011年03月 |
『語りたくなる紫式部 : 平安宮廷の表と裏』
作者 | 吉井,美弥子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 主婦と生活社 |
発売日 | 2023年12月 |
『紫式部の実像 稀代の文才を育てた王朝サロンを明かす (朝日選書)』
作者 | 伊井 春樹 |
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価格 | 1710円 + 税 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2024年02月09日 |
『紫式部と藤原道長 (講談社現代新書)』
作者 | 倉本一宏 |
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価格 | 886円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2023年09月20日 |
以上、紫式部に関する本のおすすめをご紹介させていただきました。読書を通じて、彼女の生涯や実像に迫ることができます。日本史の中でも非常に名高い人物として知られる紫式部。彼女が新たな文化を育んできた時代背景や、その深遠な思考の風景に触れることで、今の私たちが生きる世界に対する視野が広がることでしょう。
文学作品を読むことは、単に物語を楽しむだけではなく、作者の思想や当時の社会背景を知ることも可能です。特に歴史上の人物を描いた作品は、その人物の生きざまや心情を詳細に掘り下げ、読者に深い理解を促します。そして、作品中に描かれる人間模様は、私たちの現代生活にも通じるものが多くあります。
紫式部について触れるとき、ただ彼女が源氏物語を書いただけの人物というわけではありません。紫式部の人生や思想、時代背景を深く理解することで、「源氏物語」の魅力もよりいっそう深まることでしょう。
ここでご紹介した本たちは、私たちが紫式部という人物をより多角的に捉える手助けとなります。また、彼女が生きた時代に思いを馳せるとともに、現代の日本文化について改めて考えるきっかけにもなります。
これから暖かい季節が訪れ、外出の機会も増えてきますが、それと並行して静かな読書時間も充実させてみてはいかがでしょうか。紫式部の世界を手のひらに広げ、そのエッセンスに触れてみてください。この記事が皆さんの読書ライフの一助になれば幸いです。次回も、新たなおすすめの本をご紹介しますので、どうぞお楽しみに。
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