ハプスブルク帝国の本 おすすめ6選 わかりやすい♪

皆さん、こんにちは!早速ですが、歴史好きなあなたにハプスブルク家が気になっているなら、これらの本がオススメですよ。文庫本から洋書まで、取り揃えているので選びやすいですよね。1冊目はカラフルな地図や豊富な図版でわかりやすいですし、2冊目は物語仕立てでハプスブルク家の歴史が楽しく理解できます。3冊目は、専門家の視点で深い洞察を得られる1冊。4冊目は、ある一族の人間模様をクローズアップ。5冊目は難解な政治関係をシンプルに解説しているから頼もしい。6冊目はゴージャスでもありドラマチックな家族の歴史、一気に読みたくなること間違いなしですよ。どれも充実の内容ばかり!是非チェックしてみてくださいね。
『図説ハプスブルク帝国』

作者 | 加藤,雅彦,1927-2015 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2018年05月 |
『世界とつながるハプスブルク帝国』

ハプスブルク帝国のイメージを刷新する労作!
「ハプスブルク帝国に海軍はあったのか?
海外に植民地を持っていたのか?」
素朴な疑問を持つ人は多い。
近代のハプスブルク帝国から受けるイメージは、
内陸部に広大な領土を有し、多様な民族を統治する
「大陸帝国」の姿である。
そこには「植民地主義」や「海軍」といった言葉は
そぐわないように見える。
だが、ハプスブルク帝国は、
世界を目指したヨーロッパという
一団に属する大国であった。
帝国主義という時代精神のなかで
ハプスブルク帝国もその例外ではなかった。
実際、ハプスブルク帝国は海外世界へアクセスする
ための海軍と科学を自前で有し、世界へ、
とくにインド洋から太平洋島嶼へは
学術調査という特異な“進出”を展開していた。
この帝国が海の外の世界とつながっていた実相を
解明することで、従来の歴史学に見られる
西の「海洋帝国」と東の「大陸帝国」という
固定観念を打ち破る。
作者 | 大井知範/著 |
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価格 | 3700円 + 税 |
発売元 | 彩流社 |
発売日 | 2016年10月14日 |
『ハプスブルク帝国』

弱小城主から元祖「日の沈まぬ帝国」の皇帝へ。広大な版図と多種多様な民族を支配下に置き、千年の命脈を保った世界史上ユニークな「帝国」。奇人皇帝ルードルフ二世から悲劇の皇妃エリーザベトまで。音楽の都、世紀末芸術の都としてのウィーンから、サラエヴォの銃声に始まり、敗戦と帝国瓦解で終わった第一次世界大戦まで。様々な人物とエピソードに彩られた歴史を一冊の新書ですべて描く。
1273年、ドイツ南西部の雄として知られたルードルフ四世が、ドイツ王に選出されます。各国の相反する利害関係からの、「より悪くない選択」としての選出でした。しかしこの偶然が、その後の「ハプスブルク帝国」大発展の基礎となりました。
ヨーロッパ列強との婚姻関係がもたらした偶然も幸いして、帝国の版図は拡大の一途をたどります。なかでもスペインを領有したことで、その領土は中南米そしてアジアにも及ぶ広大なものとなり、「日の沈むところなき帝国」とまで呼び習わされるに至りました。19世紀のイギリスではなく、この時期のハプスブルク帝国こそが、元祖「日の沈むところなき帝国」だったのです。
その後も二度にわたるオスマン帝国のウィーン包囲の脅威をはねのけ、オスマンからの失地回復にも成功するなど、ヨーロッパの大国としての地位は維持されます。しかし19世紀になると徐々にフランス、イギリスなどのより「近代的」な国々の後塵を拝するようになります。そして自国の皇位継承者暗殺を発端として勃発した第一次世界大戦での敗北により、ついに終焉の瞬間を迎えます。
本書は、現在のオーストリア、ハンガリー、チェコ、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナなどに相当する地域を中心とする広大な版図と、そこに住まう多種多様な民族を支配下に置き、曲がりながりにも1000年の命脈を保った世界史上にもユニークな「帝国」の歴史を一冊の新書で描ききった意欲作です。
はじめに
第一章 勃興
第二章 オーストリアの地で
第三章 「さらに彼方へ」
第四章 「ドナウ君主国」の生成
第五章 主権国家体制の下で
第六章 「何事も人民のために、何事も人民によらず」
第七章 秩序と自由
第八章 「みな一致して」
第九章 ハプスブルク神話
あとがき
作者 | 岩崎 周一 |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2017年08月17日 |
『ハプスブルク帝国史研究 中欧多民族国家の解体過程』

ハプスブルク帝国のユニークな構造を歴史的に分析し、一九世紀中葉以後の解体過程を、民族と階級、社会的要因と心理的要因の関連を「統合と分解」という視点から追究し、ナショナリズムの理解に新たな局面を切り拓いた。
作者 | 矢田 俊隆 |
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価格 | 14300円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2014年06月10日 |
『ハプスブルク帝国 ヨーロッパに君臨した七百年王朝』

ビジュアル選書シリーズ。ハプスブルク家の始まりから繁栄、帝国の滅亡までを、オールカラーで豊富な写真や図版とともに解説。これ1冊でハプスブルク家の歴史を完全網羅しています。
作者 | 新人物往来社 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2010年08月20日 |
『ハプスブルク帝国を旅する』

作者 | 加賀美,雅弘,1957- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 1997年06月 |
それでは、ちょっと変わった(?)テーマの選書、「ハプスブルク帝国の本 おすすめ6選」をこれで締めくくりたいと思います。先日も言ったとおり、このテーマを挙げるとあまりピンと来ない人も多いかもしれません。でも、歴史が好きな人、人間の栄光と挫折を描く物語が好きな人、あるいは知らない世界に飛び込んでみたいと思う人にとっては、ハプスブルク帝国はまさにダイヤモンドの原石のような存在です。
たしかに、文化や地理、政治体制といった観点から最初は複雑で理解しづらいかもしれませんが、本を読み進むうちにそれが魅力に変わる瞬間が必ず来ます。それが、何百年にもわたる帝国の歴史を描いた物語を楽しんだ上での、読者としての一つの勲章とも言えるでしょう。
今回ご紹介した6作品は、いずれもこのハプスブルク帝国の歴史をわかりやすく伝えてくれるものばかり。それぞれの視点、手法は異なりますが、そのどれもがこの帝国の魅力を引き立てています。初心者にも親しみやすい作品から、少し深く学びたい人にも満足できる作品まで、バラエティ豊かに揃えました。
帝国の栄華と没落、個人の運命とは何か。そして歴史とは何か。そんなことを改めて考えるきっかけになること間違いなしです。むしろその点で、ハプスブルク帝国についての本は、単なる歴史書以上の価値を持っていると私は確信しています。
一冊でも手に取って、その世界に触れてみてください。ハプスブルク帝国の歴史の深淵にドハマりすることでしょう。楽しんで読んでいただければ幸いです。今日はここまで。また次回、新しいテーマでお会いしましょう。それでは、良い読書を!
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