博物館が好きになる本10選

楽しみながら学べる、それが博物館の魅力ですよね。でも、その魅力を満喫できないと感じている方にお勧めしたい10冊の本がここにあります。各地の博物館が舞台となり、見事に描写された絵画や卓越した知識、緻密な鑑賞力で読者を引き込むミステリーもの。博物館に眠る歴史や文化の奥深さを感じさせてくれるエッセイ集。珍しい展示品や秘蔵品を見つける旅の記録。あるいは、アート・ヒストリーを中心に据えたロマンチックなストーリー。どれもこれも、博物館の楽しみ方を新たな角度から教えてくれる1冊になっています。アートや歴史に興味がある、そんなあなたにピッタリな読み物ですよ。
『心躍る博物館 = Big fun museums』

作者 | タック |
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価格 | 不明 |
発売元 | TAC株式会社出版事業部 |
発売日 | 2023年04月 |
『推し博物館 ひとり旅』

作者 | 明 |
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価格 | 不明 |
発売元 | |
発売日 |
『改正博物館法で博物館はどうなる』

国策たる「稼ぐ文化」の波に煽られ迷走する令和の博物館法。博物館学のエキスパート25名が集い、改めて博物館の現在と未来を問う。
本書の主な目次
第1章 博物館法の歴史と展開
1.博物館法制度の整備と社会資本としての博物館(半田昌之)
2.博物館法改正の論議と課題(浜田弘明)
3.博物館法改正に伴うデジタルアーカイブと多様な連携(佐々木秀彦)
第2章 改正博物館法に対する評価
1.博物館政策の国際的潮流と博物館法改正(栗原祐司)
2.博物館行政と博物館法についての評価(杉長敬治)
3.新しい認証博物館制度と学芸員制度(芳賀 満)
4.改正博物館法とコレクション管理をめぐる諸問題(金山喜昭)
5.文化施設としての博物館(荒川裕子)
第3章 学芸員養成制度の成り立ちと課題
1.“学芸員”の制度成立経緯とその理解(駒見和夫)
2.学芸員養成と大学院における博物館学の学びについて(内川隆志)
3.地域博物館と大学の連携(田中裕二)
第4章 文化財保護法改正の現状と課題
1.文化財保護法改正の経緯と展望(矢島國雄)
2.文化財保護法改正と首都圏の文化財保護行政の実情(小西雅徳)
3.文化政策と文化財保存修復(関根理恵)
第5章 改正博物館法に向き合う博物館
1.国立博物館における文化観光(井上洋一)
2.文化観光と博物館をめぐる経験(長谷川賢二)
3.法令は博物館現場に何をもたらすのか(山本哲也)
4.市原歴史博物館の登録と法改正(鷹野光行)
5.地域資源に向き合うミュージアム(可児光生)
6.古くて新しい博物館(奥野進)
第6章 博物館をとりまく隣接分野の動向
1.社会教育法体系の理念にもとづく社会教育施設のあり方(佐藤一子)
2.社会教育主事、社会教育士をめぐる議論の展望(久井英輔)
3.図書館の新たな動向(坂本 旬)
4.学校教育をめぐる政策・改革動向(児美川孝一郎)
5.美と学問の博物空間としてのmuseumと住民・統治者の自画像(笹川孝一)
第7章 改正博物館法とは何だったのか(金山喜昭)
作者 | 金山 喜昭 |
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価格 | 3850円 + 税 |
発売元 | 同成社 |
発売日 | 2025年02月04日 |
『博物館の収蔵庫問題と新たなコレクション管理』

作者 | 金山喜昭 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 雄山閣 |
発売日 |
『博物館資料保存論 : 学芸員の現場で役立つ基礎と実践』

作者 | 石﨑,武志,1954- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2024年10月 |
『拡大する文化財・文化遺産 博物館資料新論』

文化財保護法や博物館法の改正により、文化財・文化遺産などの保存と活用が推進されるなか、自然や文化、技術などによる所産の概念が拡大していく。
博物館資料・標本、文化財・文化遺産などの概念や価値などに対する新しい考え方や最新事情を示す。
刊行にあたって(富岡直人・松岡智子・徳澤啓一)
総論 改正博物館法と博物館資料の新概念(中尾智行)
第1章 拡大する博物館資料
美術作品と作家(松岡智子)
コラム◉偉人の顕彰と近代の文書資料(石川由希)
近現代窯業資料の保存と活用(徳澤啓一)
工芸分野の資料と改正博物館法(吉田公子)
第2章 多様化する文化遺産
文化財石垣の保存(北野博司)
近代化遺産の展示手法(川内野 篤)
無形文化遺産としての和食(平野裕子)
第3章 文化財としての自然史資料
植物標本と植物画(太田 謙)
文化財としての古人骨(沖田絵麻)
コラム◉田能遺跡出土人骨の発見から現在まで(足立 望)
文化遺産としての剥製(富岡直人)
骨格標本の作製と活用(松崎哲也)
第4章 記録と展示のメディア
レプリカのもつ情報と価値(村野正景)
アーカイブスの写真・映像から見る地域史(谷口陽子)
3次元データ(三阪一徳)
おわりに(富岡直人・松岡智子・徳澤啓一)
作者 | 富岡直人/松岡智子/徳澤啓一 |
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価格 | 3300円 + 税 |
発売元 | 雄山閣 |
発売日 | 2024年02月27日 |
『博物館の「怖い話」 学芸員さんたちの不思議すぎる日常』

学芸員さんたちが体験した「本当にあった」怖い話。博物館で実際に勤務してきた著者だから描ける、迫真の恐怖…。マンガで読めば、怖さも倍増!
さらに学芸員さんの「おしごと豆知識」も満載!
作者 | 鷹取ゆう |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 二見書房 |
発売日 | 2023年11月27日 |
『京都のワクワクする大学博物館めぐり』

作者 | 大坪,覚 |
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価格 | 不明 |
発売元 | トゥーヴァージンズ |
発売日 | 2024年11月 |
『博物館の未来を考える』

博物館の「今」と「未来」を考えるためにーーー
2021年3月2日に開催されたシンポジウム「今後の博物館制度を考える 博物館法改正を見据えて」における発表をもとに、国際的な動向も踏まえた多角的な視点から、今後の博物館制度と、その制度の根幹となる博物館法の在り方における課題を問う。
まえがき(半田昌之)
文化政策としての博物館法改正に向けて -その課題と展望ー(栗原祐司)
博物館法改正へ向けての日本学術会議の提言 -二つの発出を終えてー(小佐野重利)
文化審議会博物館部会における博物館法改正の検討から(佐々木秀彦)
ユネスコ博物館勧告・ICOM規約(博物館定義)から見た日本の博物館法(井上由佳)
観光政策と博物館認証制度(松田陽)
間に合う学芸員資格取得者の養成は可能か -新たな学芸員養成課程への課題と展望ー(栗田秀法)
学芸員を研究職と認定することについて(金山善昭)
アカデミアの一部としての博物館、社会の中の博物館(佐久間大輔)
シンポジウム ディスカッション(芳賀満 編)
付録1 博物館法改正へ向けてのさらなる提言〜2017年提言を踏まえて〜
付録2 博物館法案審議議事録
付録3 博物館法
あとがき(木俣元一)
作者 | 「博物館の未来を考える」刊行会 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 中央公論美術出版 |
発売日 | 2021年09月07日 |
『博物館での展示と学び』

作者 | 一瀬和夫/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | アム・プロモーション |
発売日 | 2020年03月30日 |
たくさんの作品をご紹介させていただきましたが、いかがでしたか?ここに挙げた作品たちはみんな、登場するそれぞれの博物館が独特の魅力を持ち、物語を彩り、深みを与えている作品ばかりです。物語だけでなく、その物語を作り上げるための舞台としての博物館、そしてそれを支える人々の描かれ方にも注目してみてください。
お気に入りの作品があったら、きっと、今まで自分が思っていた博物館のイメージが少し変わることでしょう。自分の知らなかった世界が広がる、それが読書の醍醐味だと僕は思います。新たな発見があったらぜひ、実際に足を運んで見てみてください。博物館という場所は、知識が詰まっているだけでなく、感動や驚き、そして何より自分自身の想像力を刺激してくれる場所です。
さらに言えば、博物館はただ展示物を眺めるだけの場所ではありません。1つ1つの展示物にはそれ自体が持つ物語があり、それを見つけ出すのは見る人次第。それがこの10冊の中でも共通して伝えたかったメッセージです。どの作品も、それぞれの博物館が持つ無数の物語を感じることができる作品ばかり。読んだ後の博物館への視点が変わること間違いなしでしょう。
それぞれの作品が博物館への新たな視点を提供してくれることで、これから訪れる博物館がより一層楽しみになることを願っています。きっと、今まで気づかなかったこと、新しい発見があるはずです。これらの作品を読んで、さいごに思うのは、「博物館、もっと行ってみよう!」という気持ちになることでしょう。それでは、素敵な博物館ライフをお楽しみください!
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