子供に死別を教えたい時に読む絵本10選

子供に死別を伝えるのは大人にとっても難しい課題ですよね。そんな時、絵本を使うと少し易しくなります。ここでご紹介する絵本たちは、死別の悲しみやそれを乗り越えていく力を教えてくれます。一部には、舞台が「動物の世界」で描かれているものもあり、小さな子どもにも理解しやすいです。また、悲しみに向き合い、それを受け入れてゆく主人公の姿が描かれています。親子で一緒に読むことで、共感や理解のための会話が生まれることでしょう。どの絵本も心温まるメッセージが詰まっています。大切なことを教えるのに、ぜひ役立ててみてくださいね。
『このあとどうしちゃおう』
| 作者 | ヨシタケ,シンスケ,1973- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | ブロンズ新社 |
| 発売日 | 2016年04月 |
『かないくん』
ある日、ともだちのかないくんが学校を休んだ。
かないくんは親友じゃない。ふつうのともだち。
日常に訪れた、はじめての“死”。
死ぬって、ただここにいなくなるだけのこと?
詩人、谷川俊太郎が、一夜で綴り、
漫画家、松本大洋が、二年かけて描いた絵本。
年齢を問わず、時代を問わず、場所を問わず、
長く読み続けられてほしい一冊です。
企画監修は糸井重里。
ブックデザインは祖父江慎。
松本大洋の原画の「白」を再現するために
凸版印刷とタッグを組んで試みた
本邦初となる「特殊6色印刷」にも注目。
| 作者 | 谷川俊太郎/松本大洋 |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | ほぼ日 |
| 発売日 | 2014年01月 |
『おじいちゃんのごくらくごくらく』
じいちゃんと孫の絆を描き出したお話です。この絵本のキーワードは「ごくらく(極楽)」。おじいちゃんとの楽しい時間、やがて訪れる死。二つのまったく異なる場面を、このキーワードが結びつけます。登場人物の心情が切々と伝わってくる文章、表情豊かな絵。心揺さぶる一冊です。
| 作者 | 西本 鶏介/長谷川 義史 |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | 鈴木出版 |
| 発売日 | 2006年02月01日 |
『ずーっとずっとだいすきだよ』
エルフィーとぼくは、いっしょに大きくなった。年月がたって、ぼくの背がのびる一方で、愛するエルフィーはふとって動作もにぶくなっていった。ある朝、目がさめると、エルフィーが死んでいた。深い悲しみにくれながらも、ぼくには、ひとつ、なぐさめが、あった。それは…
| 作者 | ハンス・ヴィルヘルム/久山太市 |
|---|---|
| 価格 | 1320円 + 税 |
| 発売元 | 評論社 |
| 発売日 | 1988年11月 |
『キツネ 命はめぐる』
林で暮らすキツネ、そこに生えるもみの木や、虫たち。私たち人間も、見た目は全然違っても、みんな同じように命があります。キツネの死を通して、死は新たな命につながっていくということが描かれています。
| 作者 | イザベル・トーマス/ダニエル・イグヌス/青山 南 |
|---|---|
| 価格 | 2090円 + 税 |
| 発売元 | 化学同人 |
| 発売日 | 2021年10月29日 |
『わすれられないおくりもの』
アナグマは、もの知りでかしこく、みんなからとてもたよりにされていた。冬のはじめ、アナグマは死んだ。かけがえのない友を失った悲しみで、みんなはどうしていいかわからない…。友だちの素晴しさ、生きるためのちえやくふうを伝えあっていくことの大切さを語り、心にしみる感動をのこす絵本です。
| 作者 | スザン・ヴァーリ/小川仁央 |
|---|---|
| 価格 | 1320円 + 税 |
| 発売元 | 評論社 |
| 発売日 | 1986年10月 |
『悲しみのゴリラ』
| 作者 | AzúaKramer,Jackie Derby,Cindy 落合,恵子,1945- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | クレヨンハウス |
| 発売日 | 2020年12月 |
『悲しい本』
| 作者 | Rosen,Michael,1946- Blake,Quentin,1932- 谷川,俊太郎,1931-2024 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | あかね書房 |
| 発売日 | 2004年12月 |
『いつもだれかが…』
| 作者 | ユッタ バウアー/Bauer,Jutta/真而子, 上田 |
|---|---|
| 価格 | 1870円 + 税 |
| 発売元 | 徳間書店 |
| 発売日 |
『かなしみのぼうけん』
| 作者 | 近藤,薫美子 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | ポプラ社 |
| 発売日 | 2021年02月 |
子供たちに大切な「別れ」という命題を伝えるのは、親として心の準備が必要でしょう。それが予想外の突然のことであった場合、どう説明するかすら難しい場合もあるでしょう。しかし、私たちが過去にご紹介した絵本たちは、そのような時に頼りになる、親や教師たちの力強い味方です。美しい絵と素直なストーリーが、子供たちにとって切れてしまった命の重さや価値を優しく、しかしきちんと伝えてくれます。
一冊一冊の絵本は、子供たちに死についての記憶や想像力を養い、その喜び、悲しみ、そして混乱を軽減する手助けをしてくれるでしょう。大勢のお友達や家族を通じて、彼らは終わりのない命のサイクルについて学びます。そして、死がそのサイクルの中の一部であり、それが人々をつなぐ大切な絆であることを感じとることでしょう。
それぞれ異なる視点から描かれたこれらの絵本は、子供たちが死という大きなテーマを理解し、自分なりに解釈する力を育てます。読み終えた後もそのメッセージは心に残り、大人になった彼らが再びその絵本を開いたとき、新たな視点からその意味を見つけることでしょう。
結局のところ、子供たちにとっても大人にとっても、死は優しく受け止められ、認識されるべき存在です。それは誰も避けて通れない現実であり、そこから逃げるつもりはありません。それぞれの絵本が、その現実をどのように描いているかは、それぞれの作品で読んで確かめてください。
読んだ絵本には、子供たちが感じるあらゆる感情に対する理解や共感があります。そして、それらの絵本が子供たちにとどめてくれる最大のプレゼントは、恐怖ではなく、愛と希望、そして生きていく力を与えることです。子供たちが初めて生と死を考えるきっかけを作り、その経験を通じて自分自身の成長を支えてくれるような、そんな絵本たちをぜひ手に取ってみてください。
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