ロンドンを舞台にしたイギリス文学4選
ロンドンの街角に立つと、まるで小説の一ページを歩いているような気分になりますね。そんなロンドンを舞台に繰り広げられる、4つのイギリス文学をご紹介します。ひとつ目は19世紀のロンドン貴族社会を描いた華麗なる社交界の物語。次は秘密結社や闘争が渦巻くミステリアスな一作です。三つ目はロンドンの孤独な主人公が自己を見つめ直すダークな作品。最後は予測不能の結末が待ち受けるスリリングなサスペンスです。それぞれ違った魅力のこの4作品は、あなたのロンドンへの想像を広げてくれること間違いなしですよ。
『くまのパディントン』
一度読み始めたらやめられない、おかしなおかしなクマのパディントンのお話、シリーズ第1巻。ある日、ブラウン夫妻はイギリスのパディントン駅で小さなクマの子を見つけます。子グマの首には、「どうぞ このくまのめんどうを みてやってください。おたのみします」と書かれた札がぶら下がっていました。さて、それから夫妻にひきとられた子グマは駅名にちなんで「パディントン」と名づけられ、ブラウン家の一員となり縦横無尽に活躍します。失敗ばかりの毎日でも最後はなんとかなる、この愛すべきクマの物語は全10巻。小学校中級以上。
【出版社より】
そもそもの始まりは……、1957年のクリスマス。ロンドンのとある店の棚に小さなクマのぬいぐるみを見つけた作者は、妻へのプレゼントにそのクマを購入し、住まいの最寄り駅にちなんでパディントンと名づけました。そして、ひとつのお話を書きはじめたのです。やがて物語は完成し、1958年、イギリスで『くまのパディントン』が出版されました。以来50年以上、物語は巻を重ね、世界中の子どもたち大人たちを笑いの渦に巻きこんで愛されつづけています。かわいくて、おかしくて、ほっとするーーそんなパディントン・ワールドをのぞいてみませんか?
作者 | マイケル・ボンド/ペギー・フォートナム/松岡享子 |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | 株式会社 福音館書店 |
発売日 | 1967年10月03日 |
『ケンジントン公園のピーター・パン』
かつて鳥だったころのことが忘れられず、母親と別れてケンジントン公園に住むことになった赤ん坊のピーター。葦笛で音楽を奏でたり、公園内の小さい家での一夜の出来事など、妖精たちや少女メイミーとの出会いと悲しい別れを描いたファンタジーの傑作。挿し絵アーサー・ラッカム。
作者 | バリー/南條竹則 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2017年05月11日 |
『緋色の研究』
作者 | Doyle,ArthurConan,1859-1930 駒月,雅子,1962- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川グループパブリッシング |
発売日 | 2012年02月 |
『クリスマス・キャロル』
世界でもっとも読まれているクリスマスの物語、
チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』。
幸せとはなにかを考えずにはいられない、
オスカー・ワイルドの童話『しあわせな王子さま』。
クリスマスシーズンに読みたいふたつの名作を
「赤毛のアン」シリーズの翻訳で人気の
村岡花子の美しい訳でお届けします。
自身もクリスチャンであった村岡花子が手がけた童話『さびしいクリスマス』も特別に収録。
イラストレーター北澤平祐と装丁家・中嶋香織とによる、
クラシカルかつ可愛い装丁で、
プレゼントにも、自分で持っているにも、ぴったりの一冊になりました。
毎年クリスマスに読み返したいアンソロジーです。
*中学生以上の漢字にルビつき
『クリスマス・キャロル』作:チャールズ・ディケンズ 訳:村岡花子
『しあわせな王子さま』作:オスカー・ワイルド 訳:村岡花子
『さびしいクリスマス』作:村岡花子
解説……河合祥一郎
作者 | チャールズ・ディケンズ/村岡 花子/オスカー・ワイルド/河合 祥一郎 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2024年10月31日 |
それぞれの作品を通じて、ロンドンという街の魅力、その歴史と文化、そこで生きる人々の喜怒哀楽を感じ取れたのではないでしょうか。これらの作品は、ロンドンという街が生み出す独特の雰囲気や風味を存分に吸収し、それを文学や漫画の世界に昇華しています。
一つ一つの物語が、見えない何かを繋ぎ、絶妙なバランスで紡がれることで、ロンドンの風景が浮かび上がってきます。その都市の美しさや魅力、そこで生活する人々の生々しさを感じ、あなた自身もロンドンを訪れてみたいと思った方も多いのではないでしょうか。
ロンドンの街角で風が吹き、雨が降り、川が流れ、人々が笑い、涙を流す。それぞれの作品がロンドンという都市をリアルに描き出し、その魅力を引き立てています。その独特な空気感が、読む者の心に深く響き、ロンドンという街を更に深く理解できる道しるべとなるでしょう。
そして何よりも、物語の中に描かれている登場人物たちがロンドンという街で生きる様が、リアルに伝わってくると思います。彼らの生活や思い、決断がロンドンという舞台の上でどのように展開していくのか、それを追いかけるのがこのジャンルの醍醐味です。
今回紹介した作品たちは、ロンドンが持つ迫力と美しさを体験する絶好の機会です。是非とも手に取って、その魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。最後に、これら作品があなたの読書ライフに新たな発見や感動をもたらすことを願っています。
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