行基に関する本 おすすめ6選 奈良時代の僧侶

奈良時代の僧侯、行基。その生涯について描かれた様々な作品たちから、今回は特におすすめする6冊をピックアップしました!政治にも関与しつつ、その一方で民衆に寄り添う姿は、現代にも通じるメッセージを多く秘めています。筆者が行基の哲学や生き方について深く掘り下げた哲学書から、絵と文字で行基の世界を楽しむことができるビジュアルな本まで、バラエティ豊かなラインナップとなっています。行基を知る門として、これらの本をぜひ手に取ってみてください。驚きや新たな発見がきっと待っていますよ。
『行基 : 菩薩とよばれた僧』

作者 | 岳,真也,1947- |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2019年04月 |
『行基 文殊師利菩薩の反化なり』

行基(六六八〜七四九)奈良時代薬師寺の僧侶。和泉国の出身。民衆寺院・布施屋の建立など教化活動や、橋・ため池を造るなどの民衆福利の事業に取り組む。朝廷は行基集団を危険視して弾圧を加えたが、のち容認し大僧正に抜擢した。畿内に残る寺院や伝承、ため池などの調査結果を丁寧に踏まえ、行基の足跡に迫る。
作者 | 吉田靖雄 |
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価格 | 3300円 + 税 |
発売元 | ミネルヴァ書房 |
発売日 | 2013年02月 |
『行基論 大乗仏教自覚史の試み』

作者 | 角田洋子 |
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価格 | 3520円 + 税 |
発売元 | 専修大学出版局 |
発売日 | 2016年02月 |
『行基と歩く歴史の道』

近畿文化再発見の一冊!
奈良時代、近畿圏を中心に、民衆に仏教を弘めるとともに、造寺・架橋・築堤などの数々の事業を行った高僧、行基。
近畿には数多くの関連遺跡や伝承が残され、いまなお地元の人々の信仰を受けている。
本書はそのような行基に関わる有名無名の社寺・遺跡・古道を考古学者である著者が紹介する行基足跡ガイド本。
著者は堺に生まれ、遺跡や古墳を遊び場にして育ち、古代史研究の第一人者・森浩一に学び、
そして橿原考古学研究所研究員として長年にわたって発掘調査と研究に従事してきた、考古学のエキスパート。
(橿原考古学研究所元副所長、附属博物館元館長)
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歩いて、見て、何にでも興味を持つ。それが私の考古学の原点である。
本書はそのようにして探訪した行基の足跡について、その時々に書き留めた事柄をつれづれなるままに野帳から抜き出しまとめたものである。それゆえ、行基研究の論文集でないことをあらかじめお断わりしておきたい。
(「はしがき」より)
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考古学ファン、古代史ファン、歴史街道ファン、近畿、近鉄好き、社会科・地理歴史科教員におすすめ。
はしがき
第1章 大和と河内
1 二上山北麓 穴虫から逢坂・関屋の里を歩く
2 近つ飛鳥の里を歩く
3 羽曳野丘陵中央部を歩く
4 河内から摂津へ 中高野街道
第2章 行基の足跡を訪ねて
1 行基と和泉
2 行基と河内
3 行基と摂津猪名野・武庫・兵庫
4 行基と大和・その周辺
5 行基と土塔
第3章 行基の残影を求めて
1 南山城の古社寺と遺跡
2 巨椋池と宇治川流域の社寺と遺跡
3 京都伏見丘陵の古社寺と古墳
4 木幡と伏見・桃山丘陵を歩く
5 鳥羽・伏見の史跡を訪ねて
6 久御山町、山城三川の合流地と巨椋池南西岸
7 吉野川流域の社寺を訪ねて
8 南海道を歩く
第4章 アジアの仏塔と大野寺土塔
あとがきにかえて
調査協力・資料提供者/主要参考文献/初出一覧
索引
作者 | 泉森 皎 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 法藏館 |
発売日 | 2018年11月15日 |
『行基と道鏡』

作者 | 根本,誠二,1949- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 高志書院 |
発売日 | 2023年12月 |
『行基と長屋王の時代』

天平の名僧・行基と悲劇の宰相・長屋王の「水」にまつわる意外な絆とは?
「天平十三年記」に記録された行基集団の社会事業を、熟達の河川実務家が史料と現地の状況に即して詳細に読み解く。そこから浮かび上がってきたのは、従来の定説をはるかに超える行基による開墾事業のスケールの大きさと、律令国家創成期の政権内で繰り広げられた歴史の秘められたドラマだった。
作者 | 尾田栄章/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 現代企画室 |
発売日 | 2017年02月03日 |
それぞれの作品の特徴や深みを楽しんで頂けたでしょうか?行基という一人の僧侶が、なぜこれほどまでに多くの作品に取り上げられているのか、その理由を少しでも感じていただければ幸いです。行基の人間性や彼が持つ思想、そしてその行動力は、何世紀にもわたって多くの人々に影響を与えてきました。その一端を楽しんでもらうために、今回は彼を描いた様々なジャンルの作品を選んでみました。どの作品も行基の生き様や思想を深く掘り下げたものばかりなので、どれを手に取っても満足度は高いことでしょう。
そして何よりも、行基を題材にした作品を読むことで、奈良時代という遠い過去への憧れや興味が深まることでしょう。一つの時代を背負った一人の僧侶が遺した足跡を追うことは、時空を超えた冒険のようなものですね。その旅路を終えた時、きっと行基という人物に対する新たな理解や見方が得られることと思います。
どの作品も、その時代背景と行基の一生を鮮やかに描き出してくれます。それぞれの作品の行基と向き合いながら、何度でも読み返したくなる魅力が詰まっています。
興味をもたれた方は、ぜひ一度手に取ってみてください。そしてその中からあなた自身の「行基像」を見つける旅をお楽しみいただけたらと思います。それでは、素敵な読書ライフをお過ごしください。それぞれの作品と、行基という人物との出会いが、貴重な体験となりますように!これからもあなたの読書の一助となるような情報を提供してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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