天武天皇に関する本 おすすめ6選 どんな人?

日本の歴史の中で謎に包まれた存在と言ったら、やはり天武天皇。逸話と謎に包まれたその生涯がどのように語られるか、興奮が止まらないですよね。ここでは、その魅力を最大限に感じられる6冊をご紹介します。本格的な歴史小説から、豊富な図解や解説がついた一冊まで、どれもハマること間違いなしです!壮大なストーリーテリングや緻密な描写に魅了されることでしょう。主人公を巡る様々な人間模様や、彼の生きざまを濃密に描いた作品も。皆さんのお気に入りを見つけて、天武天皇という偉大なる人物に迫ってみてくださいね。
『天武天皇』

壬申の乱に勝利して皇位を奪取し、日本律令国家の基礎を築き、記紀編纂に着手した天武天皇。その生涯を解明し、皇親政治、律令制度導入の実態について考察する。
作者 | 寺西貞弘/著 |
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価格 | 940円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2023年05月11日 |
『天武天皇の正体 古人大兄=大海人=天武の真相』

日本古代国家成立の謎を解くうえで、大きなカギとなる天武天皇の正体を明らかにする!
「朝鮮半島からの新旧二つの渡来集団(加羅系と百済系)による日本古代国家の成立」(石渡信一郎説)を主軸にした、多くの著作を世に問う“林古代史”の最新刊。虚実入り混じる『日本書紀』の分身・化身・虚像・実像を、石渡説を援用しながら、当時の国際情勢をまじえて丁寧に整理し、大王蘇我馬子の娘法提郎媛を母にもつ天武天皇は古人大兄=(大海人皇子)と同一人物であることを明快に解き明かす新説。
はじめに
第1章 天武天皇が企画した『日本書紀』
1 天皇持統と草壁皇子の後見人藤原不比等
2 田村皇子即位のシナリオ
3 優柔不断な大臣蝦夷
4 国家を2分する権力
5 境部摩理勢の正体
第2章 唐の台頭と激変する朝鮮三国と倭国
1 舒明天皇と皇后皇極の系譜
2 薬師恵日の正体
3 唐の使者高表仁、太子入鹿と争う
4 舒明天皇の九重塔はなかった
第3章 蘇我蝦夷は大王だった
1 坂口安吾の夢
2 百済系渡来集団の蘇我系と継体系
3 大王蝦夷と金光明経最勝王経
4 虚構の女性天皇皇極
第4章 乙巳=645年のクーデター
1 蘇我蝦夷は紫冠を入鹿に授ける
2 入鹿と謎の皇子古人大兄
3 藤原鎌足の構想と計略
4 捏造された入鹿暗殺の場面
第5章 孝徳天皇の即位と退位
1 創作された古人大兄の謀反
2 悲劇の蘇我倉山田麻呂
3 孝徳政権の反百済政策
4 伊吉博徳の物語
第6章 百済の滅亡と白村江の戦い
1 唐・新羅の百済侵略と義慈王
2 左平福信、百済救援軍を要請する
3 “百済の名は今日をもって絶えた”
4 唐の高句麗侵略再開
第7章 古人大兄=大海人=天武天皇
1 検定日本史教科書
2 異議を唱える在野の研究者
3 異母兄弟の天智と天武
4 ヲケとオケの物語
第8章 壬申の乱
1 天智天皇の近江遷都
2 天智天皇の死
3 大海人皇子の決起
4 大海人皇子はなぜ壬申の乱に勝利したか
第9章 天武天皇と持統天皇
1 吉野の盟約
2 悲劇の大津皇子と高市皇子
3 持統と文武の後見人藤原不比等
4 万世一系天皇の物語
おわりに
作者 | 林 順治 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | えにし書房 |
発売日 | 2020年06月05日 |
『苦悩の覇者 天武天皇 : 専制君主と下級官僚』

作者 | 虎尾達哉 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 吉川弘文館 |
発売日 |
『天武天皇の企て 壬申の乱で解く日本書紀』

天智天皇没後、その後継をめぐって起きた古代最大の内乱、壬申の乱。これに勝利して皇位についた天武天皇は、『日本書紀』巻第28の「壬申紀」をどう描かせたか。皇位継承の正当を謳うために仕組まれた虚構を解く。
作者 | 遠山 美都男 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2014年02月22日 |
『天武天皇隠された正体』

古代史上最大の争乱ー壬申の乱。天智の弟とされる天武天皇は、天智の子である大友皇子を敗り、この戦いに勝利する。著者は、この乱を研究していく中で、正史『日本書紀』が闇に葬った真実へとたどりついた。天武は天智の弟でないばかりか、大化改新で暗殺された蘇我入鹿(聖徳太子)の子であったという驚愕の新事実…。気鋭の歴史ミステリー、第二弾。
作者 | 関裕二 |
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価格 | 618円 + 税 |
発売元 | ベストセラーズ |
発売日 | 2000年07月 |
『天武天皇と持統天皇 律令国家を確立した二人の君主』

律令国家体制の確立を担った二人の君主、天武と持統は、中国で唐王朝が成立し、朝鮮三国の抗争が新羅による統一で決着する東アジアの激動期に、卓越した指導力を発揮して、機構による支配への道を切り開いた。白村江での敗戦、壬申の乱勝利という大きな戦いの影を引きずりながら、律令編纂、官人制の樹立、都城の形成、さらに「天皇」号の確立、「日本」国号の制定へと、新しい国家の形をつくりあげた夫妻の足跡を、時代のなかに位置づけ、たどっていく。
作者 | 義江明子 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 山川出版社(千代田区) |
発売日 | 2014年06月 |
さて、これら6つの作品を通じて、天武天皇という人物、そしてその時代を一緒に探訪してきました。生粋の歴史ファンだけでなく、歴史に詳しくない方にも、新たな視点で歴史を楽しんでいただけたのではないでしょうか。
各作品は、それぞれ違った角度から天皇の生涯や業績、人間像を描き出しています。また、その登場人物たちがいかにして時代を疾走したか、それらがどのように歴史を紡いできたかという部分にも目を向けてみてください。できれば、いくつかの作品を読み比べてみると、より深くその時代を理解できるでしょう。
また、歴史以外のジャンルで普段読み慣れている方も、この機会にぜひとも挑戦してみてください。それぞれ異なる作者の視線から見る天皇の姿は、歴史小説だからこそ描ける「人間」の魅力に溢れています。人間らしさを優しく包み込みつつ、時代背景と共に迫力ある筆致で綴られた物語は、読者の心を確実に掴んで離しません。
文学と歴史、両方から楽しむことができるこれらの作品は、世間ならざる事柄への理解を深め、新たな視野を開くきっかけになること間違いありません。とりわけ、天武天皇について学んでみたい、もっと知りたいと思っている方、何か新しい発見が欲しい方には、ぜひとも手に取っていただきたい逸品ばかりです。
最後になりましたが、今回おすすめした作品たちが、皆さまの心に新たなエンターテイメントとして留まり、また学びの一助となりますように。誰もが一度は聞いたことがある名前、天武天皇。しかし、その人物について深く知る機会はなかなかありませんよね。この機会に、ぜひその生涯を読み解いてみてはいかがでしょうか。彼の時代をもっと知ることで、現代とつながる深い洞察や、これまで見落としていた史実の発見があるかもしれませんよ。
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