タイトルに「雨」が入った小説7選
雨の日は、じっくり本を開くのにぴったり。そんな時に読みたい「雨」がタイトルに含まれる小説を7つ厳選しました。人間の心情とリンクする雨が描かれる作品もあれば、日本の美しい雨景色を背景に繰り広げられる物語も。優しい雨音が胸の中に響くような、切なくて心温まる作品から、雨が引き起こす怪奇現象を描いたサスペンスまでバラエティ豊かにセレクト。雨にまつわる情景や心情を描いた言葉の美しさに酔いしれてみてはいかがでしょうか。次の雨の日が待ち遠しくなること間違いなしです。
『雨音』
「その不謹慎な美しさを、ぼくは愛していた」
世界に降り注ぐ、雨音のような銃声と、銃声のような雨音。
残された銃弾に導かれて、僕は彼女に出会った。
「この映画は、だれかを救うことになるのだろうか?」
スミヒコは映画同好会〈幻燈〉の仲間たちとともに、いつか自分の映画を撮ることを夢見ていた。しかし、彼らの大学を突然の銃乱射事件が襲う。穏やかなキャンパスを戦場に変えた理不尽な殺戮は〈痩せ烏〉と呼ばれる正体不明の銃撃犯の死亡をもって幕を閉じた。後輩たちの命を奪い、親友に二度と立ちあがれない重傷を負わせた事件のドキュメンタリー映画をつくることを決意したスミヒコの前に、ベニと名乗る謎の女性が現れる。「死はいつも、すぐそばにある。--戦争は、すでにはじまっている」そう告げる彼女に危うさを感じながらも、スミヒコは心惹かれていく。
装画/今井喬裕
装幀/二見亜矢子
| 作者 | 久永 実木彦 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2026年01月21日 |
『法の雨 = The Rain of law』
| 作者 | 下村,敦史,1981- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 徳間書店 |
| 発売日 | 2020年04月 |
『龍神の雨(新潮文庫)』
| 作者 | 道尾秀介 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2013年02月01日 |
『雨の中の涙のように』
雨に溶けていく、罪も穢れもーー。
彼が現れたのは、雨の日だった。美しく出会う人すべてを魅了してしまう、アイドルの堀尾葉介。葉介と意外な形で関わる人々は知らぬうちに、皆その人生を変えられていく。
そして葉介自身の苦悩もやがてーー。雨の降るいくつもの情景の中で、悶え苦しみながら生きる人々とカリスマを持つ男が邂逅する。哀切と意外性に満ちた連作短編集。
| 作者 | 遠田 潤子 |
|---|---|
| 価格 | 770円 + 税 |
| 発売元 | 光文社 |
| 発売日 | 2023年08月09日 |
『雨音を、聴きながら。 雨のアンソロジー』
短歌三首 木下龍也
存在のゆるし 永井玲衣
旅先の雨 江國香織
雨の日のお気に入り 甲斐みのり
雨と言葉 石垣りん
雨の日のスパムおにぎり 朝吹真理子
その場所はただの雨降りだった 燃え殻
雨と洗濯 岸本佐知子
桃に願いを 赤染晶子
雨の日のトリュフ 鴻巣友季子
巷に雨の降るごとく 辻 邦生
ホリー先生 長濱ねる
知った顔 向田邦子
捨てた女 阿川佐和子
大洪水の思い出 さくらももこ
雨が降るって本当に不思議です。えっ? 不思議じゃありませんか? 稲垣栄洋
雨 俵 万智
お餅はあまり好きではない 川上未映子
雨のたもと 篠田桃紅
雷鳴 内田百間
雨 幸田 文
枕草子(抄) 酒井順子 訳
雨きく夕 日夏耿之介
いずれあやめか 大庭みな子
梅雨空 佐多稲子
乾あんず 片山廣子
浮き浮きウォッチング いしわたり淳治
一九八八年・夏 高橋幸宏
前世の草生 石牟礼道子
氷雨 串田孫一
雨夜 新川和江
川の終い・海の始まり 森泉岳土
和歌三首 良寛
松田という店 種村季弘
雨の日に 藤田貴大
雨の日は外へ 木下昌輝
雨の国 山田風太郎
雨とボールペン 黒井千次
雨雨雨雨雨雨 村田喜代子
雨 川田順造
雨の歌声 吉田秀和
雨のなかを走る男たち 須賀敦子
雨の日 中原中也
雨ばけ 泉 鏡花
雨のなかの噴水 三島由紀夫
短歌三首 岡野大嗣
| 作者 | 阿川佐和子 他 |
|---|---|
| 価格 | 880円 + 税 |
| 発売元 | 大和書房 |
| 発売日 | 2025年06月12日 |
『雨あがる 映画化作品集 (講談社文庫)』
| 作者 | 山本周五郎 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2020年02月14日 |
『黄色い雨 (河出文庫)』
| 作者 | フリオ・リャマサーレス/木村榮一 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 河出書房新社 |
| 発売日 | 2017年03月10日 |
それでは、「雨」をテーマに選んだ意欲作たちをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。暗闇に降り注ぐ雨、晴れ間をつかむような空からの小雨、それぞれの物語には、その独自の景色と感情が詰まっています。雨は、物語の中で様々な意象を表現するのに使われます。時には物語を悲劇的に翻弄し、時には文学的な彩りを加える。そんな雨に焦点を当てた作品を通して、読者は新たな視点を得ることができるのです。
各作品には、言葉の選び方、描写の仕方、情景の見せ方、一つ一つに作者のこだわりが詰まっています。それぞれの作品が独自の世界観を醸し出し、雨という共通のテーマを持ちながらも、全く異なる物語を紡ぎ出しています。それぞれの視点から描かれる「雨」は、一貫して新鮮で、読者の心に深く響くものとなっていることでしょう。
また、雨が降るシーンは、作品の節目節目で多く登場するため、その後の展開にも大きな影響を与えます。読み進めるうちに、雨の日が来るのを楽しみにするばかりでなく、それぞれの作品が持つ「雨」の象徴する意味について、考察することで深読みができるようになること間違いなしです。
この機会に、普段は見過ごしがちな「雨」をテーマにした作品に触れてみてはいかがでしょうか。雨音を聞きながら、心地よい読書の時間を過ごしてみてください。それぞれ異なる香りや風味を持つ、これら素敵な「雨」の物語が、あなたの読書ライフに新たな彩りをもたらすことを願っています。これからも、皆様に厳選した名作をお届けできるよう、努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。









