宗教二世の苦悩を描いた作品10選

宗教二世の苦悩を描いた作品は、読むだけで心の琴線に触れるものばかりですよ。家族が信じる宗教と自分の意志、二つの間で揺れ動く主人公たちは、私たちにとって価値観の見直しを迫る存在です。また、作品を通じて宗教とは何か、信仰とは何かを考えさせられます。信仰心が強い家庭で育ったことで生じるコンフリクトもあり、様々な角度から宗教二世の日常が描かれています。その中には、宗教に対する深い理解と愛情、そして時には疑問や葛藤も描かれています。それぞれ個性豊かなキャラクターたちの真剣で深い物語は、読んだ後も心に残ること間違いなしですよ。各作品とも異なる視点からの物語なので、一つ一つが新鮮な驚きを与えてくれます。
『間違いないっ! 権力とタブー 政治と創価学会と宗教二世』

こんな理由で私は創価学会をやめ、政治家になりました。
「間違いないっ!」の決め台詞を定番フレーズとして、バラエティ番組で活躍していたお笑い芸人は、なぜ政界に進出したのか。コロナ禍で人日が苦しむ中、感じた政治への憤り。やがて気付いたのは、市民の思いを無視した政治家たちの小賢しい縄張り意識だった。
ならば自分が範を示すしかない! 一念発起して踏み込んだ政治の世界の内情を伝えるとともに、幼少期から属していた創価学会との決別、創価学会・公明党・池田大作の実像、宗教二世問題について明かす。
第1章 政治家と選挙のタブー
第2章 創価学会と池田大作のタブー
第3章 宗教二世問題のタブー
第4章 創価学会と手を握るものたちのタブー
第5章 お笑いから政治家になった今のタブー
作者 | 長井秀和 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | さくら舎 |
発売日 | 2025年05月09日 |
『カルトの花嫁 : 宗教二世洗脳から抜け出すまでの20年』

作者 | 冠木,結心 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 合同出版 |
発売日 | 2022年11月 |
『「神様」のいる家で育ちました 〜宗教2世な私たち〜 (文春e-book)』

作者 | 菊池真理子 |
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価格 | 1000円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2022年10月06日 |
『宗教2世』

長年、第一線で戦い続けた専門家たちの論考と当事者のリアルが、いま、何重にも響き合う。当事者1131人の生の声。「信仰」という名の虐待。彼らはどうサバイブしたか?
作者 | 荻上 チキ |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 太田出版 |
発売日 | 2022年11月25日 |
『だから知ってほしい「宗教2世」問題』

「宗教2世」をめぐる問題とは何であり、解決には何が必要か。ジャーナリスト、研究者、弁護士などに加え、当事者たち計40名以上が寄稿。全国民必読の書!
作者 | 塚田穂高/編著 鈴木エイト/編著 藤倉善郎/編著 |
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価格 | 1800円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2023年09月01日 |
『宗教2世サバイバルガイド ぼくたちが自分の人生を生きるためにできること』

進学、就職、結婚、子育てーー。宗教2世が自分らしく生きるためのガイド本
第1部 教団の“ロイヤルファミリー”に生まれた僕の人生遍歴
・名づけ親は創価学会の最高指導者・池田大作氏
・創価学会本部に就職、「聖教新聞」の記者として出発
第2部 こんな時どうしたら? 宗教2世サバイバル
1章 親子関係編
・3歳から宗教儀式を実践するもうまくなじめない!?
・親の愛情と信仰的善意のはざまで悩む
・信仰には疑問だらけ! 実践は気恥ずかしい!
2章 恋愛・友人関係編
・修学旅行で「神社禁止」の教えを決行!
・つらいよ、恋人に信仰をカミングアウトすることに
・元カノへの布教に挑戦するという地獄
3章 進学・就職・転職編
・しきりに進路に口を出してくる周囲の人たち
・「学会本部を辞めようと思う」と一世一代の告白を家族に
・逆風吹き荒れた学会本部からの転職活動
4章 信仰活動編
・信徒の家庭への「アポなし訪問」は信仰活動のデフォルト
・抱いた違和感を口にしにくい……どうしたら?
・恋愛、ファッション、行事……制限される文化に困惑したら?
5章 信仰活動「離脱後」編
・「ふつうの社会人たち」の振る舞いにカルチャーショック
・信仰活動から去った私に訪れた学会員の冷淡な対応
・「そんなに嫌だったら宗教やめれば?」ができない理由
第3部 宗教2世が自分らしく生きられるようになるまで
・信仰活動に「疲れた」「無意味さを感じた」時に考えるべきこと
・教団以外に「居場所」をつくる
・子どもは「宗教の子」ではなく「私の子」として育てる
第4部 それでも退会しない道を選ぶ
・私が創価学会を退会しないワケ
・宗教2世に「信仰しない自由」を
・苦しむ宗教2世が社会でサバイブするために
作者 | 正木 伸城 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2023年06月29日 |
『信仰から解放されない子どもたち #宗教2世に信教の自由を』

宗教2世の当事者たちはどういう世界を生きて、今なお生きづらさをかかえているのか。本書は自ら声をあげはじめた当事者と、宗教問題・子どもの権利問題に第一線で関わってきた専門家が「宗教2世問題」の争点と必要な支援のあり方について考える。
はじめに
序章 永遠の地獄だと思いながら日々を生きていた。人生の早い段階で、何度も「永遠」を感じたことは、私の人生観を特殊なものにした。--編著者・横道誠の宗教2世体験
第1部 談話:宗教2世が宗教2世を支援する
第一章 自分がこう感じているとか、ほんとうはこうしたいとか、これがやりたい、これが好きだとかを徹底的に否定されながら育つんです。--統一教会を脱会して声をあげた、ぷるもさん
第二章 私の人生は、悔しさと怒りで突っ走ってきたようなもので。絶対成功してやろうと、それだけを思って生きてきました。--オウム真理教を脱会して発信を始めた、まひろさん
第三章 親も被害者であり、子どもも被害者であると思います。--天理教教会の五代目、ヨシさん
第四章 弟の葬式が終わってから、すぐ家を出ました。この家にいたらやばいなと。もう一秒たりともいられないと思ったんです。--エホバの証人を辞めてピアサポーターとして活躍する、ちざわりんさん
第五章 「なんで怒っちゃいけないと思っているの?」と尋ねられたときに、「あ、私のなかにまだ宗教の教えが残っているんだ」という衝撃がありました。--宗教2世マンガの作者、菊池真理子さん
第2部 対談:各種のプロフェッショナルはどう考えるか
第六章 末冨芳×横道誠 宗教2世問題をいかに世間、社会、支援者に知ってもらうかーー子ども政策を専門とする、末冨芳さんとの対談
第七章 安井飛鳥×横道誠 子どもの権利の観点から、子どもの信仰の自由をどう保障していくのかーーソーシャルワーカー兼弁護士、安井飛鳥さんとの対談
第八章 藤倉善郎×横道誠 カルト問題の知識はじつは必須じゃないんですよねーー『やや日刊カルト新聞』代表、藤倉善郎さんとの対談
第九章 塚田穂高×横道誠 「宗教2世」問題が、多文化共生、多文化理解の文脈につながっていくということは非常に重要だと思っています。--宗教社会学者・塚田穂高さんとの対談
終章 支援について考える
おわりに
作者 | 横道 誠 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2023年02月09日 |
『小川さゆり、宗教2世』

作者 | 小川さゆり |
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価格 | 1485円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2023年03月07日 |
『カルト宗教信じてました。 「エホバの証人2世」の私が25年間の信仰を捨てた理』

作者 | たもさん |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 彩図社 |
発売日 | 2018年05月 |
『「ほどよく」なんて生きられない――宗教2世、発達障害、愛着障害、依存症、セックス、創作活動をめぐる対話』

作者 | 横道 誠/菊池 真理子/二村 ヒトシ |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2025年05月05日 |
全ての読者の皆様、宗教二世の苦悩を描いた作品10選、いかがでしたでしょうか。ここで紹介した小説や漫画は、一つ一つが作者の深い思索と感情が紡がれた作品ばかりです。普段私たちがあまり触れることのない「宗教二世」のリアルを知る良い機会となることでしょう。
宗教について語られる機会はさほど多くはありませんが、宗教をテーマにした作品は、単なるエンターテイメント以上の何かを私たちに伝えてくれます。「信仰」という存在、その中に生きる人々の「喜び」や「絶望」、「疑問」や「葛藤」。そういったものへの理解を深める手がかりになるかもしれません。
また、自身が宗教について詳しくなくとも、人間の心の葛藤や成長を描くことで、共感する部分や新たな視点を提供してくれるでしょう。それぞれの作品は、読者それぞれの心に異なる形で響いてくると思います。
読むことで得られる経験や視点は、人生を豊かにするエッセンスとなります。創作物は、私たちの視野を広げ、多角的に物事を考える力を育ててくれます。「宗教二世の苦悩」というテーマに触れることで、ぜひそのことを実感してみてください。
これらの作品を通じて、皆さんそれぞれに何か新しい発見や思考のキッカケが生まれたら嬉しいです。これからも私たちの日常に寄り添いながら、また新たな視点を提供し続けるような作品に出会えればと思います。お読みいただき、誠にありがとうございました。
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