タイトルに秋の入った小説７選
秋と言えば読書の季節。日本の四季の中でも、特に色彩豊かなこの季節が舞台となる小説は数多くあります。今回はその中から、心地良い読書タイムを提供してくれる7つの秋をテーマにした小説をピックアップ。故郷の秋を描いた感動作から、秋の美食をテーマにした物語、さらには秋の祭りや運動会を描いた青春ストーリーまで、色んな秋を感じられる作品を集めてみました。秋の夕暮れ時に一冊手に取り、作者が描く「秋」を味わってみてはいかがでしょうか。一つ一つの作品が、あなたの心に秋色を染めてくれること間違いなしですよ。
『青い秋』
かつて“おたく”を命名し、“新人類の旗手”と呼ばれた。人気アイドルや国民的カメラマンらと、時代を並走した。フリーライター・中野秋夫。もうすぐ還暦で、自らの残り時間も見えてきた。人生の「秋」に差し掛かり、思い出すのは、昭和／平成の「青春」時代のことだ。自殺してしまった伝説のアイドル、“新人類”と呼ばれたあの時代、国民的美少女と迷デザイナー、入水した保守論壇のドン、そして、“おたく”誕生秘話ー。東京に生きる、クリエイター、若者、アイドル、浮遊人種…それぞれの青春、それぞれの人生を丹念に紡いだ渾身の私小説。
| 作者 | 中森明夫 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 光文社 |
| 発売日 | 2019年10月24日 |
『ポプラの秋改版』
父が急死した夏、母は幼い私を連れて知らない町をあてもなく歩いた。やがて大きなポプラの木のあるアパートを見つけ、引っ越すことにした。こわそうな大家のおばあさんと少しずつ親しくなると、おばあさんは私に不思議な秘密を話してくれたー。大人になった私の胸に、約束を守ってくれたおばあさんや隣人たちとの歳月が鮮やかに蘇る。『夏の庭』の著者による、あたたかな再生の物語。
| 作者 | 湯本香樹実 |
|---|---|
| 価格 | 506円 + 税 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2015年02月 |
『レッド・マスカラの秋』
| 作者 | 永井,するみ,1961-2010 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | ポプラ社 |
| 発売日 | 2016年09月 |
『ラストで君は「まさか！」と言う 秋の物語』
どこかせつない「秋」のお話をあなたに。
人気シリーズ第16弾！ 3分後に衝撃のラスト！ 秋に読みたいショートストーリー
【本書の特徴】
★3分間ショートストーリー×23話！ 朝読にもぴったり！
★ハロウィン、十五夜、学芸会、読書…… 秋ならではのお話を収録。
★ラストには 「まさか！」のエンディングをお約束！
【目次】
プロローグ／ハロウィンパーティー／名脇役／柿派と栗派／秋祭りの友だち／傑作／謎解きメッセージ／イワシが泳ぐ秋の空／天気予報の傘／プー／空を塗る／ある朝起きたらかぐや姫／森のカフェへようこそ／読書の秋／秋の書きもの、筆止まること／台風の前／ネリネ／まぼろしのキノコ／描くもの／栗拾いの落とし穴／秋もようのワンピース／タカシの秋／十年前のカエデ
| 作者 | PHP研究所 |
|---|---|
| 価格 | 1100円 + 税 |
| 発売元 | PHP研究所 |
| 発売日 | 2020年08月25日 |
『秋の牢獄』
11月7日水曜日。女子大生の藍は秋のその一日を何度も繰り返している。朝になれば全てがリセットされる日々。この繰り返しに終わりは来るのか──。圧倒的な切なさと美しさに満ちた傑作中編集。
| 作者 | 恒川 光太郎 |
|---|---|
| 価格 | 638円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2010年09月25日 |
『秋のカテドラル 遠藤周作初期短篇集』
『海と毒薬』『沈黙』につながる秘められた幻の短篇、初の単行本化！瑞々しい筆致で描かれた、若き日の秀作。
| 作者 | 遠藤 周作 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 河出書房新社 |
| 発売日 | 2021年10月22日 |
『秋びより 時代小説アンソロジー』
池波正太郎、藤原緋沙子、岡本綺堂、岩井三四二、佐江衆一……江戸の「秋」をテーマに、人気作家の時代小説短篇を集めました。縄田一男さんを編者とした大好評時代小説アンソロジー第3弾！
| 作者 | 縄田 一男/池波 正太郎/藤原 緋沙子/岡本 綺堂/岩井 三四二/佐江 衆一 |
|---|---|
| 価格 | 616円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2014年10月25日 |
それでは、ここまで「タイトルに秋の入った小説７選」をお届けしてきました。どの作品も、秋を見つめて、それぞれの視点から物語が紡がれています。秋の夜長に読むのにぴったりな内容となっていますよね。紅葉の美しさ、心地よい季節の移ろい、読書の喜びといったものを、それぞれの作品が全く異なる視点から表現しています。まさに秋を五感で感じ、独自の解釈を元に進行する物語だからこそ、リアルな秋の風情が伝わってくるのではないでしょうか。
まだ読んだことのない作品がある方、本棚の中に眠っている作品がある方、是非この機会に手にとってみてはいかがでしょうか。それぞれの秋が、あなたにとっての新たな発見となること請け合いです。それぞれの秋に込められた著者の想い、キャラクターの生き様、その言葉たちが織りなす世界に触れることで、きっとあなたも新たな視点を得ることができるでしょう。
これからの季節、外は涼しくなり、日も短くなってきます。そんな時だからこそ、読書を楽しむには最適の季節です。さあ、秋の夜長を、厳選した7つの作品と共に過ごしてみませんか。きっとあなたの秋がより一層深まり、色鮮やかなものとなることでしょう。秋の終わりを迎える頃には、新たな発見や感動があなたを待っていることでしょう。それでは、素敵な読書の秋をお楽しみください。
今回は「タイトルに秋の入った小説７選」を紹介いたしました。次回も読書の楽しみを広げるための新たな作品を紹介いたしますので、どうぞお楽しみに。長い夜を、素敵な物語と共に過ごす贅沢を、ご自身で試してみてはいかがでしょうか。それでは、また次回の紹介でお会いしましょう。感想や思い出話などもお待ちしております。ますますの読書ライフの充実を、心よりお祈り申し上げます。
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