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サラ・K・ポール著、萬屋博喜訳『行為の哲学入門』は、人間の「行為」とは何か、その哲学的基礎を体系的に解き明かす入門書です。私たちはなぜ、どのように意図して行動するのか――といった問いを中心に、意図、動機、選択、責任などの概念を分析します。デイヴィッドソンやアンスコムらの古典的議論から現代の分析哲学的アプローチまで幅広く扱い、初学者にも理解しやすい構成です。倫理学や心の哲学、行動科学に関心のある読者にも有益な、精密かつ明快な一冊です。