36歳OLのリナが、魔法のコンパクトで“ミラクリーナ”に変身して理不尽な職場やモラハラ男と戦う表題作は、ポップな設定なのに、正義感や承認欲求が簡単に暴力へ転じてしまう怖さがじわじわ伝わってきます。 
初恋相手を監禁する『秘密の花園』や、「性別」が禁じられた世界の『無性教室』など、他の3編もそれぞれの“当たり前”をひっくり返して見せてくれて、読み終えたあと、自分が信じている価値観もどこかの魔法にかけられているのかもしれないと思わされる一冊でした。
36歳のOL・茅ヶ崎リナは、オフィスで降りかかってくる無理難題も、何のその。魔法のコンパクトで「魔法少女ミラクリーナ」に“変身”し、日々を乗り切っている。だがひょんなことから、親友の恋人であるモラハラ男と魔法少女ごっこをするはめになり…ポップな出だしが一転、強烈な皮肉とパンチの効いた結末を迎える表題作ほか、初恋を忘れられない大学生が、初恋の相手を期間限定で監禁する「秘密の花園」など、さまざまな“世界”との向き合い方を描く、衝撃の4篇。
目次
丸の内魔法少女ミラクリーナ
秘密の花園
無性教室
変容
解説 藤野可織
36歳OLのリナが、魔法のコンパクトで“ミラクリーナ”に変身して理不尽な職場やモラハラ男と戦う表題作は、ポップな設定なのに、正義感や承認欲求が簡単に暴力へ転じてしまう怖さがじわじわ伝わってきます。 
初恋相手を監禁する『秘密の花園』や、「性別」が禁じられた世界の『無性教室』など、他の3編もそれぞれの“当たり前”をひっくり返して見せてくれて、読み終えたあと、自分が信じている価値観もどこかの魔法にかけられているのかもしれないと思わされる一冊でした。