「魔法騎士レイアース」や「カードキャプターさくら」の作者・CLAPの作品と知って、レジへ直行しました。
普通の人には見えるはずのない「あやかし」に悩まされていた学生・四月一日君尋が入ってしまったのは、対価を払えばどんな「願い」も叶えてくれるという店。
美人だけれどどこか不思議で妖しい雰囲気を持っている侑子さんと四月一日との掛け合いが最高です。
見た目にも恐ろしいあやかしだけでなく、さまざまな人との関わりも心に刺さります。
侑子さんが話す昔話やふとした日常の隙間にCLAMPの過去作品の片鱗が見えるので、ファンならたまらない演出も必見です!
マルとモロもすっごくかわいいんですよ!
個人的に印象的だったのは、パソコンのお話です。
約束は誰でもない自分とのもの、破るのも守るのも自分次第というごくごく当たり前のことに感慨深くなってしまいました。
笑える部分もありながら、どこかゾッとするお話もあるので最高に続きが気になるでしょう。
侑子さんのお店なら行ってみたいと思うと同時に、「自分が叶えたい願いとは何か?」「その願いを叶えるために何を差し出せるのか?」をついつい考えてしまいました。
人間という摩訶不思議な生き物を中心に、妖しくどこか魅力的でもある物語を一緒に垣間見てみませんか?