普段はあまり読まないジャンルの本なのですが、実際に読んだという書店の店員さんの感想が書かれた帯が印象的で購入。
小さな図書館の司書である、小町さゆりさんがとても印象に残ります。
個人的にイメージは、マツコ・デラックスみたいな感じなのかな? と思いました。
常にレファレンスコーナーにいる小町さんの趣味はフェルトのマスコット作りです。
やって来る人によって印象が千差万別なのが面白いと感じます。
そして、レファレンスコーナーにやって来る人はみんな、何かしらの悩みを持っています。
しかしこの悩み、現代社会に生きている人ならば誰もが一度は考えるのではないだろうかと思うような、ありふれた内容ばかりです。
小町さんはそんな人たちに、リクエストとは全く関係のない、おまけ付きのおすすめの本を紹介していきます。
読み進めるごとに感じるのは、人生はその人次第なのだということ。
また、同じ本を読んでいても人によって印象が変わるという点も、価値観の違いで争いが起こる今だからこそ面白いと感じて、読むべき本ではないかと感じます。
たくさんの大切な事に気付ける作品です。
司書見習いののぞみちゃんも可愛いので、注目です。
自分もこんな司書さんに本の紹介とおまけをもらいたいと感じました。
小町さんは何をくれるのだろうと想像するのも楽しいです!