『世界人権宣言の研究 宣言の歴史と哲学』寿台順誠著は、1948年に採択された世界人権宣言の成立過程と哲学的背景を丁寧に解説した専門書です。人権思想の歴史的発展や、啓蒙思想・自然法思想との関連を整理しながら、宣言が持つ理念や現代社会への意義を考察しています。法学や政治学、倫理学の視点を交えて論じられており、世界人権宣言を単なる条文としてではなく、哲学的・歴史的文脈で理解するための貴重な一冊です。
各自の人間観が「特殊」(相対的)なものであるということを自覚した上で、なおかつ
人権に関する「普遍的」合意を成立させるには、人権はいったいどういうものとして
再構成すればよいのであろうか」(まえがきより)
現代世界における人権の共通基準である世界人権宣言。その起草過程を調べると
いう研究方法を通して、同宣言の哲学的立場を検証し、歴史的・思想的課題を論じ
る。また、宣言の成立過程と関連させて人権の二分法の問題についても考察する。
日本における人権史研究に多くの示唆を与える書
(目次)
寿台君のこと 横浜国立大学大学院国際社会科学研究科教授 天川 晃
まえがき
プリントオンデマンド化にあたり
第1部 世界人権宣言の起草過程ーー宣言の哲学に関する歴史的考察
序論
第1章 世界人権宣言の起草過程
第2章 世界人権宣言における人権の二分法の問題
第3章 世界人権宣言の起草過程における人権の正当化根拠の問題
結論
第2部(補論) 世界人権宣言の起草過程における「少数者の権利」条項削除の問題
はじめに
おわりに
[注]
[参考文献]
[資料]
[表]
著者略歴
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