横浜の歴史と文化を美術を通じて深く知ることができる一冊です。横浜美術館の収蔵作品を通じて、街の変遷や多文化の融合を感じることができ、都市とアートの関係がいかに重要であるかを再認識しました。アートの視点から横浜を再発見でき、都市の魅力が一層深まりました。
横浜美術館は、2021年3月より大規模改修工事のため全館休館してきました。2025年2月、いよいよ全館オープンを迎えます。これを記念して、「横浜」をキーワードに美術館のコレクションに立ち返る展覧会が開催されます。
作品を読み解くための鍵は「横浜」、そしてリニューアル後の当館の活動理念の柱である「多様性」です。今回は「多様性」という観点のもと、横浜にまつわる作品の中でこれまであまり注目されることのなかった存在ー開港以前の横浜に暮らした人びと、女性、子ども、さまざまなルーツを持つ人びとなどーにあらためて光をあてます。これにより、おなじみの作品や横浜の歴史にたくさんの新しい発見をもたらします。こうしてローカルの歴史を深掘りすると、世界の歴史もきっと違って見えてきます。
展覧会公式図録では、8章にわたって土偶などの遺跡から、現代美術まで幅広く紹介し、知られざる多様なヨコハマの姿を、論考、作品解説、コラムを通して考察します。菊地敦己のデザインによるアイコニックなサーモンピンクに身を包んだ本書で、美術館の新たな船出を祝います。
展覧会概要
序文
論考
帰ってくる人のために 蔵屋美香
図版
1章:みなとが、ひらく前
2章:みなとを、ひらけ
3章:ひらけた、みなと
4章:こわれた、みなと
5章:また、こわれたみなと
6章:あぶない、みなと
7章:美術館が、ひらく
8章:いよいよ、みなとがひらく
年譜
作品リスト
謝辞
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