ストーカーに連れ去られた婚約者を探すサスペンスではなかった。「真実」という女性の人物像が、架の捜索活動によって明らかにされていく。地方都市のショッピングモールの様子やお嬢様女子高自慢、お堅い仕事好きで、ずっと娘の世話をしながら生きていきたい母親とか。「真実」が何を考え、どこへ行ったのか、それは後半にまるで答え合わせのように真実の語りで語られる。後半では、『島はぼくらと』に出てきたヨシノさんが出てきて嬉しくなった。
第29回 手塚治虫文化賞 マンガ大賞受賞!
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フランスで刊行され、大反響を呼んだバンド・デシネ日本語版。美麗な描線、迫力の大画面、ペンで描かれた長編映画。
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「はるか昔の記憶を落ち穂拾いのようにかき集め、パズルのように組み合わせながら1コマ1コマ描きあげ、気づけば6年の歳月が経っていた……。」(「あとがき」より)
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りんたろう監督の少年時代、青年時代、壮年期とアニメーションの歴史とが交叉する様を描いたこの本を読んで、昭和無頼な先輩たちに感謝したいと思います。
ーー大友克洋(漫画家・アニメーション監督)
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りんたろうは本書でアニメーション芸術に捧げた自身の人生を語っている。彼のキャリアそのものが日本のアニメーション史の一端を見事なまでに包含していることから、ひとつの日本アニメ史と言ってもいいだろう。
ーーエルヴェ・ドゥ?ラ?エ(アニメーション研究家)「解説」より
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日本のアニメーションの巨匠が初めてバンド・デシネを描こうとしたのは、自身の半生を物語るためだった。戦後の日本から、2001年、映画『メトロポリス』公開までをめぐる比類なき旅が、いま始まる。出会い、チャンス、終わりなき夜、ジャズ、タバコ、そして何よりも映画に満ちあふれた旅が。幼い日より父から受け継いだ映画への情熱は、映画監督になることへのあこがれを芽生えさせた。その夢を実現する機会は、アニメーションによって訪れる。旅のもうひとりの重要人物は、手塚治虫。初のテレビアニメ『鉄腕アトム』を筆頭に、長年ともに仕事をすることになる。演出家となったりんたろうは、多くの作品を委ねられながら創造性を発揮して、日本のアニメーション史に欠かせない名作が次々と築き上げられていくーー『佐武と市捕物控』『宇宙海賊キャプテンハーロック』『銀河鉄道999』……。
いま日本のアニメーション映画が世界標準となっているならば、それはりんたろうに負うところ大である。(フランス語版表紙/内容紹介より)
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