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『わたしのわごむはわたさない』は、女の子がたったひとつの輪ゴムをめぐって、さまざまな空想をふくらませていくユーモラスな絵本。「わたしのわごむはブレスレットにもなるし、ぱちんこにもなる。だからぜったいにわたさない!」と、子どもらしい発想がどんどん展開していきます。シンプルな日用品を宝物のように感じる子どものまなざしが、読み手の心をくすぐります。読み聞かせでは笑いが起き、ラストにはちょっとホッとする余韻も残る一冊です。