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『心理支援における社会正義アプローチ ― 不公正の維持装置とならないために』は、心理職が関わる支援の現場に潜む「構造的な不公正」に光を当て、その是正に向けた実践的視点を提示する重要な専門書です。和田香織・杉原保史らによる本書は、心理支援が個人の問題解決にとどまらず、社会的背景や権力関係をどう捉えるかを問い直します。事例と理論の両面から、支援者自身が無意識に不公正を再生産しないための批判的思考を促す構成。臨床・教育・福祉に関わる人に強く薦めたい一冊です。


















