小手鞠るいさんと高橋克也さんの共作『空飛ぶ手紙』の読書感想文をご紹介します。
本書を読み終え、心にあたたかい光が灯るような読後感を覚えました。
物語は、言葉を届ける不思議な力を持つ手紙を中心に展開されます。
登場人物たちの繊細な感情が、美しい情景描写とともに丁寧に描かれており、まるで自分自身も物語の中にいるような感覚に包まれました。
特に印象的だったのは、手紙が持つ、直接会うことのできない人々の心を繋ぐ力です。
言葉に託された想いは、時を超え、距離を超えて、確かに相手に届く。その純粋で力強いメッセージに、胸が熱くなりました。
この物語が持つ優しさ、そして言葉の持つ力を感じることができました。
読み終えた後、誰かに手紙を書いてみたくなる、そんな温かい気持ちにさせてくれる一冊でした。