『教養としての戦後〈平和論〉』(山本昭宏)は、戦後日本における平和思想や平和運動の歴史・理念を整理し、教養として学ぶ意義を示した一冊である。戦争体験や国際政治の文脈を踏まえつつ、憲法や社会運動、教育における平和意識の形成を考察。現代日本の平和観や市民社会のあり方を理解するための基礎知識を提供する、戦後平和論の入門書として読みやすく実践的な作品である。
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発売日: 2016年08月09日
発行元: イースト・プレス
中島岳志氏、開沼博氏が推薦!
「平和」は、なぜ口にするのが気恥ずかしい言葉になったのか。それは「平和」と対になる「戦争」に、明確なイメージを持ちにくくなったこととも関係している。記憶の風化に加え、対テロ戦争に象徴されるように戦争そのものが変質しているなかで、「平和」という言葉も「戦争」という言葉も、機能不全を起こしているからである。
では現在、その語り方をどのように「更新」していくことが可能か。石原慎太郎、色川大吉、江藤淳、大江健三郎、大塚英志、小田実、高坂正堯、小林よしのり、坂本義和、SEALDs、清水幾太郎、鶴見良行、西部邁、野坂昭如、福田恆存、丸山眞男、三島由紀夫、山口瞳、吉田茂……。本書はそのヒントを探るために論壇での議論に重点を置きつつも、文学やポピュラー文化にまで視野を広げ、戦後日本「平和論」の正体に迫る。
第一章「平和」と独立 敗戦・占領から六〇年安保まで
第二章「平和」の分離 一九六〇年~七三年
第三章「平和」の安寧 一九七三年~八九年
第四章「平和」の消失 一九八九年~
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