展開が「まさか」という感じで面白かった作品です。
乙女ゲームの悪役令嬢であるレミリアに転生した現代人のエミ。
普通ならここからはエミが主人公という形で進んでいくと思いますが、
主人公はあくまでもレミリアです。
エミ転生後もレミリアの人格は生きていて、陰ながらエミのことを見守っていきます。
そしてエミの人の良さにレミリアも救われていくのですが…。
中盤で登場してくるゲームの主人公もなんと転生者で、しかも非常に性格が悪く、
エミは追い詰められた挙句にゲームの展開通り断罪されてしまいます。
主人公の作画がまた非常にえげつない感じなので、悪感情しかわきません。
この断罪シーンで、本来のレミリアの人格が戻ってくるのです。
エミの愛情や知識を糧としたレミリアが、ここからどう復讐していくのか…。
大切なエミを傷付けられたレミリアの怒りが凄まじいので、
それはもう盛大に復讐してくれるだろうと今から楽しみです。
エミの人格は絶望のあまりどこかに沈んでしまいましたが、
前世も前世だっただけに、救いのある展開になるといいなと思います。
できればエミとレミリアが実際に仲良くしているシーンが見たい!