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「タンポポ あたし、あのね」を読み、タンポポの視点から語られる世界に心を奪われました。
普段何気なく見ているタンポポにも、私たちと同じように喜びや悲しみ、そして未来への希望があることを知り、驚きと感動を覚えました。
お日様の光を浴びて咲く喜び、風に種を乗せて旅立つドキドキ感、そしてアスファルトの隙間から力強く生きる姿。
それぞれの場面が鮮やかに描かれており、まるでタンポポの隣で一緒に時を過ごしているような気持ちになりました。
特に印象的だったのは、困難に負けずに生き抜くタンポポの強さです。
厳しい環境の中でも、根を張り、花を咲かせ、子孫を残そうとする生命力に、勇気をもらいました。
私たち人間も、困難に立ち向かう時には、タンポポの粘り強さを思い出したいと思いました。
この物語は、小さな命にもそれぞれの物語があり、懸命に生きていることを教えてくれます。
読み終わった後、道端のタンポポを見る目が変わり、より愛おしく感じるようになりました。
子供たちはもちろん、大人にもぜひ読んでほしい、心温まる一冊です。