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『ごはんが楽しみ』(井田 千秋)は、朝のトーストから週末の餃子まで、日常の小さな「食べる喜び」をそっとすくい取ってくれるコミックエッセイ。温かみのある色彩と手触りのある描写に包まれて、自然と「さて、今日は何食べよう?」と心が動き出します。ページをめくるたびに、どこか幸せな食卓の匂いが立ち上るようで、読み終える頃には、明日のごはんを少し楽しみに思える。不器用でもいい、“ごはん”がちいさな頑張る力になる瞬間が詰まっていました。