『「幸福」と「人生の意味」について』(教皇フランシスコ/安齋奈津子)は、現代における幸福や人生の意味を、教皇フランシスコの思想と語りから学ぶ一冊である。信仰や倫理、日常生活との関わりを通じて、真の幸福とは何か、人生をどう生きるべきかを平易に解説している。宗教的視点と普遍的価値観を融合させ、心の豊かさや生き方の指針を考える手助けとなる作品である。
「彼の内なるものに直接ふれるには、彼自身の言葉と向き合うのがもっとも確実な道である」--若松英輔
「勇気が必要なのは闘うためであり、勝つためではありません。勇気が必要なのは、意見をまくしたてて攻撃的になることなく、別の道を見つけるためです」
「仕事をするとくたびれますし、仕事を探すこともまたくたびれます。いまは職探しさえも、大きな労力が求められます! しかし、人生でいちばんの重荷は、私たちをもっとも弱らせるのは、愛がないことです」
バチカン史上初のイエズス会出身、初のラテン・アメリカ出身の教皇として世界的に話題となった教皇フランシスコ。2013年、ベネディクト16世の異例の生前退位を受けて行われたコンクラーベで、有力候補者たちを押しのけて教皇に選出された著者は、「教会は野戦病院であれ」と呼びかけ、バチカン改革に着手。教義一辺倒でない革新的な教皇として、発言と動向がつねに注目されている。
難民問題、環境問題、行きすぎた資本主義への提言、そして、平和や愛について。苦しみの先にある真の幸福について語った講話集。解説・若松英輔。
[もくじ]
はじめにーー 幸福へ続く道
第1部 意義ある人生を求めて
第2部 あなたと他者ーー人間関係の幸福
第3部 受け取る報いが百倍にーー そして苦しみも
第4部 祈る人は穏やかに生きる
解説 「あたらしい」教会と、悲しみの彼方に生まれる喜び 若松英輔
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