個人的にドラゴンが出てくるファンタジーが大好きなので、購入。
お世話をする女の子の絵が可愛いのも好印象でした。
巫女の村に生まれながら、居場所を無くし飛び出した少女・ルクル。
彼女は竜の加護で守られた王国・アズファレオの城の離れに棲む蒼竜・ユリウスのお世話係になります。
気難しく誇り高いユリウスのお世話には、最初こそ恐怖と失敗ばかりのルクルでしたが、
努力家で諦めないその姿に、ユリウスも不器用ながら優しく接していきます。
一生懸命なルクルを見ていると、こっちまで元気が出ます!
それにしても竜の姿でも感情豊かなユリウスとルクルの掛け合いは、おもしろくて微笑ましいです。
中にはルクルを良く思わない人たちもいますが、徐々に受け入れられていく様子に安心感を覚えました。
独りぼっちで安心できる居場所がなかったユリウスとルクル。
それが次第に心を許せる存在へと変わり、
“世話をされる主人とする側”というだけの関係が、互いにとってなくてはならない存在になるのはキュンときます。
……もう、最高です。
作画も可愛くて、ストーリーもわかりやすいので、サクサク読めることでしょう。
ルクルとユリウスの関係と、これからが楽しみになる作品です。