家族を愛し、家族のために生き、理想的な家庭を築いてきたと自負するジョーン。良き夫、良き子どもたちに恵まれ、自分は「良き妻・良き母」であると信じて疑わずに生きてきました。
しかし、旅先で足止めを食らったレストハウスという非日常の空間で、過去を静かに思い返すうちに、その自信は崩れ去ります。すべては自分の独りよがりな思い込みに過ぎなかったのではないか、という残酷な気付き。
最も「哀しく、怖い」と感じたのは、その気付きを経て帰宅したジョーンが、結局元の自分に戻ってしまったことです。
人はそう簡単には変われません。結局、見たいものだけを見て、周囲が自分に合わせてくれる「ぬるま湯」のような日常に浸かっていたいもの。現実から目を逸らし続けられること自体が、ある意味では幸せなのかもしれません。
人間のリアルな身勝手さと、心の闇をまざまざと見せつけられるような一冊でした。サスペンスとはまた違う、精神的な恐怖と納得感を味わえる名作です。
アガサクリスティーの名作
ふと考えてみると家族とは血は繋がっていても
わからないこともあるものだなとつくづく思う
この本を読んでわかるけれど
家族とはいえど言えないことわからないこともただあり
子供のことについて振り返っているが
それは大事である
アガサ・クリスティの非ミステリー作品。でもある意味ミステリーとも言えます。
旅先で時間を持て余した女性が、物思いにふけるうちに気づかなかった(気づかないふりをしていた)家族の不都合な真実に気づいてしまう。
そして、ラストは…そうなるか…
いまで言う「毒親」に片足突っ込んでる主人公。
読んでるともやもやするんですが、一概に悪者にもできないなぁ。
初代イヤミスかもしれません。
Twitterで見たオススメから読んだけど、大正解でした
解説の言葉が好きで、苦い感動と評されている。まさにこれ。この本は解説まで見るのがオススメ
クリスティーは読みやすいのに、こんなに多彩な作風だったんたなと目からウロコ。これはクリスティーが天才と、洋書は難しくないと思える最良の本












