ガルガタ本国へ行く途中、雨で悪路になった道で車輪が外れ、馬車ごと崖下に滑り落ちてしまったニナ。
外に投げ出されて迷子になってしまったニナに、暗闇から襲いかかる影……
虎の鋭い爪が迫る中、助けてくれたのはセトでした。
セトは怪我を負いながら、
獣傷で楽に死ねるほど善行は重ねていない、冥府の神との勝負に負け続けている、
と脂汗を滲ませながら皮肉っぽく笑います。
まだまだひねくれた性格は治りそうにありませんね。
ガルガタ本国に到着後、ニナの前で一触即発のやり取りをするセトと異母兄弟たち。
4人4色の個性を持つ王子たちは、残念ながら不仲です。
第二王子と斬り合いになりそうなとき、ニナはセトの頭をポカッと殴り、苦言を呈しながら止めます。
すこし前のセトだったなら、きっとニナを斬り捨てていたことでしょう。
セトの中でニナの位置づけが変わってきていることを感じました。
そんな折、王によって第一位だったセトの王位継承権が白紙に戻され、
フォルトナの姫ーーニナを手に入れた者が次期ガルガタ王になる、と定められます。
兄弟たちがニナに接触を図りはじめる中で、ニナとセトにどのような心境の変化が訪れるのか?
否応なく2人の関係が深まっていくだろうと想像が膨らむ展開。
ますます物語から目が離せません!