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『恋とか愛とかやさしさなら』(一穂ミチ)は、日常の中で芽生える恋心や優しさを繊細に描いた青春恋愛作品である。登場人物たちの心理描写や感情の揺れが丁寧に描かれ、恋愛だけでなく友情や思いやりといった人間関係の温かさも感じられる構成になっている。甘酸っぱさや切なさが自然に物語に溶け込み、読者はキャラクターたちの成長や恋愛の行方に共感しやすい。日常的な場面の描写を通して、恋や愛のささやかな美しさを味わえる一冊である。
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結婚目前の彼氏が盗撮、という設定は衝撃だけれど、
・彼女として、別れるのか、許して結婚するのか
・家族として、大事にならずに良かったという受け止め方でいいのか
・職場の同僚として、白い目で見るか、気にしないのか
それぞれの立場で戸惑っている波紋を描いただけ、という感じ。
現実にはそうなんだろうけど、小説である以上、もっと結末に向かうストーリーの流れとか、メッセージ性みたいなものがないと物足りない感じ。


















