池田弘満『山田方谷述『中庸』』は、江戸後期の思想家・山田方谷による『中庸』の注釈を現代語で解説した一冊です。中庸の精神を通じて、自己修養や判断力、日常生活での調和の重要性を学ぶことができ、古典思想を現代の生き方に応用する視点が豊富に示されています。歴史的背景や思想の流れも丁寧に解説され、学術的にも実践的にも価値のある書です。
国難の幕末、功成した二人の英雄山田方谷と阿部正弘の根底には
『中庸』の教え「誠」があった。本書は閑谷学校での山田方谷自身
による『中庸』講義原文と、わかり易い現代訳及び解説を収録。
目 次
はじめに 1
方谷 序 11
『中庸』第一段 1〜5(第一章)
まず子思の中庸の道の結論をいう 23
『中庸』第二段 6〜22(第二章〜第十一章)
前後を補強するため、孔子の語を引き、説明 43
『中庸』第三段 23〜56(第十二章〜第十九章)
子思また語を発し孔子の語の中より意を広げる 97
一 君子の道は中庸 中庸の意を説き広げれば費隠 23〜39 97
二 孔子の語を引用し費隠の鬼神をいい誠をいう 40〜56 131
『中庸』第四段 57〜73(第二十章)
上を結び下に起こす中間の大切な処で政を主に論じ誠をいう 165
一 政をいう 57〜59 165
二 改めて達徳 達道 知行をいい首へ当てる 60〜63 176
三 天下国家を治める所以をいい、誠をいう 64〜73 190
『中庸』第五段 74〜82(第二十一章〜第二十六章)
誠の義を説き明を説く 227
『中庸』第六段 83〜98(第二十七章〜第三十三章)
孔子唐虞三代の治政を教とされたが
異端起こり子思この書を作り聖人の道たつ 265
主な引用及び参考文献 320
おわりに 321
※(第〇章)は『中庸章句』の番号にしたがう
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