監獄長に捕まったニナを助けたのは、アズールでした。
再会に、夢ではないかと頬を抓るニナを、少し困ったように笑うアズールが印象的です。
侍女たちと落ち合ったのも束の間。
監獄長により解き放たれた囚人たちに追われる羽目になり、二手に分かれます。
いざという時のニナの言葉は、不思議と説得力があって魅力的です。
1人突っ走ろうとするニナに、寄りかかっていい、頼っていい、と告げるアズール。
そこからは、力を手に入れた強者の裏打ちされた強さを感じます。
恥ずかしげもなく、素で掻き口説くような言葉には、静かな熱を感じます。
あのアズールが!ニナに想いを告げたと思うと、胸が熱くなります!
緊迫した中で、ニナを庇って怪我を負ってしまうアズール。
そのことで自覚した、会える「かも」という希望が、ニナを支えていたんだなと思いました。
明らかに、2人は両想いに見えます。
セトのことを考えると、少し辛くなります。
そして、遅れてニナを追ってきたセト。
助けにきたわけではありません。
好きになってみればわかる、とニナに言われた結果が、闇落ちとは辛すぎます。
アズールにとってニナは特別な人ですが、それ以上に、セトにとってのニナは唯一。
心閉ざしていたセトが、やっと心開いたらこんなことに…。
しんど過ぎる展開です。
アズールを想うことは、セトにとっては「酷い裏切り」。
侍女の言葉が刺さりますが、その通りだと思います。
最終的にニナとセトがどのような道を選ぶのか、目が離せません。