うさぎさんが飛んできた切れを使ってワンピースを作る。無地のワンピースだったのだが、花畑を通ったら花模様、小鳥が来たら鳥模様がつき、いつの間にか空を飛んでいた。
不思議なお話だ。切れに魔法がかかっているのか、歩いた世界が魔法の世界なのか。。
『わたしのワンピース』は、子どもにとっての「夢」と「成長」を描いた絵本です。
小さな女の子がどんな場面でも「わたしのワンピース」を自分なりに素敵にしていく様子が描かれています。最初はシンプルで無地だったワンピースが、彼女の想像力と工夫でどんどん華やかに、カラフルに変わっていく過程が面白いです。
この絵本を読んで感じたのは、子どもの無限の想像力と、それを温かく見守る親の愛情です。女の子がワンピースをどんどん変えていく中で、「自分だけのもの」を作り上げていく喜びを感じ、その背景には、親の愛や励ましがあることがわかりました。大人の視点で見ると、子どもの成長や自己肯定感を育む大切なプロセスに気づかされます。
真っ白なワンピース、何柄にでもなれる。
色々な可能性が子供にもある。それを潰してはいけないなと思いました。