小島俊明『ひとりで,考える――哲学する習慣を』は、日常生活の中で哲学的に考える習慣を身につけることを目的とした入門書です。身近な問題や出来事を題材に、自分自身で問いを立て、考えを深め、論理的に整理する方法をわかりやすく解説しています。抽象的な理論に偏らず、思考のプロセスを具体的に示すことで、読者が自分の頭で考える力を養うきっかけになる一冊です。
二〇二〇年の教育改革を目前にひかえ,教育現場ではアクティブラーニングなど,自分で「考える」ことが重視されています.「考える」とはどういうことなのか,フランスの事例を紹介しながら「考える」について考えます.
プロローグーー『アンパンマンのマーチ』の先へ
第一章 「ひとり」を大切に
「哲学」という日本語ーー孤独になる,自分で答えを見つける
個人主義の保障・推奨ーー憲法十三条を知っていますか
「群れる」ことがいじめを生むーーいじめにあっても 自分を愛し続ける
津波てんでこーー釜石の個人主義教育
「ちょっと待つ」で「孤独の味」を知る
選んだ孤独は良い孤独ーー心を豊かにする孤独
個人主義者として哲学した宮本武蔵
夏目漱石がイギリスで出会った「自己本位」
討論は知性の体操ーー独善におちいらない
●「哲学」した人1 ミシェル・ド・モンテーニュ 中庸の精神を説いたルネサンス人
第二章 「考える」を大事にする
幼稚園の教科書ーーラ・フォンテーヌの寓話詩
セ・ラ・ヴィ(それが人生よ)--だれもが哲学者
哲学授業の広がりーー十八歳までに
国際バカロレアと大学入試ーーグローバルな日本へ
社会参加でアンテナを張るーー孤独は連帯とペア
●「哲学」した人2 ルネ・デカルト まず疑う それから考える
第三章 想像力を大事にする
絵のない絵本と絵だけの絵本ーー想像力を刺激し 考えさせるもの
マルク・シャガールーーベラ作品と「パリ・オペラ座の天井画」
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトーーオペラ『魔笛』
『星の王子さま』のプレゼント
古典落語と豊かな想像力ーー「井戸の茶碗」
ノーベル平和賞のナディア・ムラドーーナーシル家の無償の行為
イマジンのジョン・レノンーービートルズを解散して
詩を生きる ボブ・ディランーー見事なアド・リブ
●「哲学」した人3 ブレーズ・パスカル 考えることがモラルの原理
エピローグ
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