「先帝に呪いをかけたかもしれない」という皇太后の依頼を受けた猫猫。
呪いとは、1年間安置された先帝の遺体が一切腐らなかったことを指していました。
その謎を解く鍵は、壬氏が幼いころに拾ってきたという石。
それにしても、辰砂をはじめとする“毒”が含まれている鉱物は割とありますが、猫猫は本当に毒物に関してよく知っています。
こっそりと絵を描いていたという先帝は、幼女趣味。猫猫が見つけた部屋の壁に描かれていた黄色の服の女性を、一体どんな思いで描いていたのだろうかと気になります。
権力を持ちすぎた母のせいで幼女趣味になった先帝に嫁ぎ、男児を出産した皇太后の強かさを垣間見ることができます。
結局皇太后は先帝を愛していたのかどうかは、読者の目線で意見が分かれるでしょう。
後日、猫猫はいつも迷惑をかけている桜花に連れられ、怪談の集会へ。
怖い話が目白押しですが、猫猫は、まあ期待通りの反応です。それにしても、一番怖いのは人間? となる展開に背筋がゾッとしました。
後半は、避暑地へ!
新しい妃である楼蘭妃の父の領地へ向います。壬氏の美貌は、隠し通せるものではありませんね!
ますます続きが気になる「薬屋のひとりごと ~猫猫の後宮謎解き手帖~」
今度は、どんな展開が猫猫たちを待っているのでしょうか?