花街の衣装を纏った猫猫が可愛い表紙です!
誰目線だろう?と想像しながら購入しました。
園遊会で里樹妃に毒を仕込んだ犯人が判明します。
同時期に後宮を囲む深い堀から柘榴宮の下女の水死体が発見されました。
死体は見慣れているものの、養父とのある約束をなんだかんだ忠実に守っている猫猫に納得と笑いが込み上げてしまうでしょう。
相変わらず達観している猫猫が望む処刑方法も必見です。
壬氏の鶴の一声で、猫猫は妃の中では最も古株の淑妃・阿多妃が主である柘榴宮へ手伝いに行きます。
侍女頭であり阿多妃を敬愛する風明は、献身的なまでの働きぶりです。
ただこの阿多妃、年齢が30をとうにすぎているため新しい妃を入れるために位を下げられるという噂がありました。
どんなに美しく献身的でも、皇帝の子を生さなければ立場がないなんてかなりシビアな世界です。
今回のお話はなぜ里樹妃に毒が盛られたのかの謎解き編ですが、犯人の思いも相まって非常に複雑な気持ちを抱くと思います。
今でこそ知られるようになった蜂蜜の食べ方など、確かに!と頷いてしまう要素がいっぱいです!
出戻りした妃という立場上、下女たちにいじめられている里樹妃とかつて男児を失った阿多妃の関係も必見です。
繊細な作画で描かれる里樹妃と阿多妃の表情も見逃せません!
妓女姿の猫猫と粘着質な壬氏のエピソードにも目が離せませんよ!