ありがとう
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人生100年時代と言われる今、楽しく生きるためのヒントが詰まった一冊でした。年を重ねることを受け入れ、感謝の気持ちを忘れずに、それでも言いたいことはしっかり言う。そんな生き方が、とても魅力的でした。
特に印象的だったのが、トイレの手すりについての話です。ペーパーホルダーが壊れているのを見たことがありますが、まさかそれがお年寄りには使いにくいからだとは、知りませんでした。新幹線のトイレが一番しっかりしているという話も、目から鱗でした。
「よく、「人はひとりで生まれ、ひとりで死んでいく」と言われます。たしかにそうです。(略)しかしこうも思いました。人はひとりでは生まれない。誰かに見守られて生まれ、そして他者の助けを借りて、支えられながら死んでいく…と」
という言葉に感銘を受けました。
自分では気づかないこと、当たり前だと思っていたことにも、別の視点があるのだと教えてもらった気がします。これから年を重ねていく上で、参考にしたい一冊です。