タイトルと表紙がおもしろくて購入。
ファンタジーや、ほのぼの日常系漫画にはない、独特のおもしろさが最近のエッセイにはありますよね。
主人公は、著者のお兄さん。
読み進めていくと、確かにちょっと変わった方です。
冒頭では、飼い犬(ダックスフント)のアンディくんを機関銃のようにしていて噴き出してしまいました。
ダックスフントの鼻をこよなく愛していて、遊んでいる時もとっても幸せそうです。
愛で方も、厳格な上司や、ミュージカル風など様々…
実際に目の当たりにしたら、「え、何やってんの??? 」となること間違いなしでしょう。
ダックスフントの鼻って可愛いとは思いますが、お兄さんの執着はとにかくすごい。
毎回、反応が斜め上をいっていて笑ってしまいます。
性格も個性的すぎて、とにかくいつも楽しそう。
すごく騒がしいですが、なぜか憎めない無邪気さがあります。
そして、自己肯定感も超高いです。
あまりにもポジティブで、読めば自分が悩んでいることがどうでもいい事のような気がしてきます。
お友達のハムスターくんも色々とズレていますが、穏やかでおもしろい人です。
個人的に、自分の息子を「橋の下で拾ってきた」ではなく
「スーパーの安売りで買って来た」と冗談をいうお母さんが好きでした。
うさぎや猫、オカメインコなどのペットとの日常、お兄さんの悩み、家族の中で唯一虫が平気なお父さんへの要求も必見。
お兄さんを題材にした時の反応が書かれているあとがきまで読んでもらいたい作品です。
変なお兄さんの日常を一緒に垣間見てみませんか?