「夏目漱石」「ピカソ」「ココ・シャネル」など
歴史上で偉人だと言われている人たちの失敗をまとめている図鑑です。
有名なエピソードもあれば、初めて知るエピソードもあり、
どれも興味深く読ませてもらいました。
どの偉人も共通していた点は、失敗したり、うまくいかなかったりしたところで
終わらずに、なぜそうなったのか分析し、
次につながるように行動されているところです。
うまくいかなかった事実を次につなげば、それは失敗とは言わず
通過点としてとらえることが出来るのだなと思いました。
児童向けの書物ですが、大人が読んでも楽しめる一冊です。
本書を読んでみて、偉人と呼ばれる人々も、数多くの失敗を経験しながら成功を掴んだことを知り、とても勇気づけられました。
例えば、エジソンが電球の発明までに数千回もの失敗を繰り返したというエピソードは、私たちが抱える小さな失敗をちっぽけなものに感じさせます。
失敗は成功の反対ではなく、成功へのプロセスの一部なのだと改めて気づかされました。
この本は、単に失敗談を羅列しているだけでなく、それぞれの失敗から何を学び、どのように成長していったのかが丁寧に描かれています。読者は、偉人たちの苦悩や葛藤を共有し、自分自身の課題と向き合うきっかけを得ることができます。
また、目標に向かって努力することの大切さを教えてくれます。
失敗を恐れずに挑戦し続けることの素晴らしさを知り、読後にはきっと前向きな気持ちになれると思います。
この本は、失敗を恐れている人や、何かを成し遂げたいと思っている人におすすめです。