『【POD】パリ街歩きの記録 ― Paris Walk Travel Journal』(木俣雅晴/MASA KIMATA)は、写真と文章の両面からパリの空気感を生き生きと切り取った一冊でした。観光名所を巡るだけでなく、小路やカフェ、石畳の質感まで丁寧に描写されており、「歩く」という体験がそのまま旅の物語になっています。特に印象的なのは、著者の視点が常に人々の暮らしや街の息遣いに寄り添っている点で、読み手にも自然と街歩きの足音が響いてくるようでした。派手さはないのに、記録としての確かさと感性の豊かさが重なり、まるで自分も同行しているかのような没入感があります。旅のアルバムを超えて、日常の中でパリの空気を思い返させてくれる記録集であり、読み終えた後にもう一度歩き出したくなる魅力を持った作品でした。
本書は、2024年にパリを散策した際に出会った出来事や風景を記録したものです。一部の写真には、学士論文作成のため、2017年から2018年にかけて約4週間パリに滞在した際に撮影したものも使用しています。
パリの街を歩いていると、あちらこちらに個人経営のカフェが並んでいるのが目に留まります。たとえ言葉が通じなくても、気持ちさえあればなんとかなるもの。ぜひ勇気を出して扉を開け、お店に一歩踏み込んでみてください。写真とともに、パリの空気を少しでも感じていただけたら嬉しく思います。
セブ島でもパースでも、旅先では親切な人々との出会いがありましたが、パリの地下鉄リヨン駅で受けた親切は、今でも心に残る忘れがたい思い出です。
それは、リヨン駅の数あるメトロの入り口の中でも、ディドロ大通り沿いで最も東寄りにある入り口を降りた先の、自動券売機の前でのことでした。チャージの方法が分からず戸惑っていた私に、通りがかったパリジャンの男性が、操作を手伝ってくださったのです。
ところが、チャージを済ませたカードが自動改札でうまく反応しません。困っていると、なんとその方は切符を一枚手渡してくださり、さらに駅構内を500メートルほども歩いて、駅事務所まで案内してくれました。
事務所は、国鉄リヨン駅に近い、多くの人々が行き交う地下広場にありました。彼は駅員に代わって「なぜチャージしたばかりのカードが使えなかったのか」と尋ねてくれました。理由は、「長期間使用されなかったカードを再びチャージした場合、8分間の待機時間が必要」というものでした。
少し待ったあと、無事に自動改札を通過することができました。見知らぬ旅行者にここまで親切にしてくださったパリジャンの方の心遣いに、今でも深く感謝しています。
This book captures moments from my walks through Paris in 2024, along with a few photos taken during a previous stay in 2017–2018 for my undergraduate thesis.
Paris is full of cozy, independent cafes-don’t be shy, even if you don’t speak the language. Just step in and enjoy the atmosphere!
One unforgettable moment was when a kind Parisian helped me at Gare de Lyon. I was struggling with a ticket machine, and not only did he assist me, but when my card didn’t work, he gave me a ticket and walked with me to the station office to get it sorted. His gene
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