物語は手紙という形を通して展開され、主人公が抱える感情や思いが、まるで自分のもののように感じられます。言葉の一つ一つに重みがあり、読み進めるごとに感情が揺さぶられるような感覚を覚えました。過去と向き合いながら、未来への希望を見出していく登場人物たちの成長に心を打たれます。特に、手紙が持つ「伝える」力や、それがどれほど人の心に響くものかを改めて感じさせられる素晴らしい作品です。
朗読をかさねやがては天国の話し言葉に到るのだろう
ぼくの街、森、湖辺(うみべ)から
きみの駅、埠頭、観覧車へと
連絡橋を渡っていく切手たち。そして鳩。
──────飛浩隆
【収録歌より】
はるのゆめはきみのさめないゆめだからかなうまでぼくもとなりでねむる
いちめんに銀杏つぶれラブコメの最後はかならずラブが勝つこと
関係を名づければもうぼくたちの手からこぼれてゆく鳳仙花
にしんそばと思った幟はうどん・そば 失われたにしんそばを求めて
香港の十分おきに雨が降る映画のなかの雨の香港
【栞】
川野芽生
榊原紘
平岡直子
湖辺で
春睡綺譚
良い旅を
あのひとに
ラブ・コメディ
そのあとの
夏の日記
ベリー・サマー
走る
セオリー
パーリデイ
pro(f|c)essor
到達
rain radar
往信
探偵と天使
草津、湯畑のそば
具象と灯籠
まちあるき
たばかり
橋と水/ペテルブルク
早春賦
百年前
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