『トヨタ物語 (強さとは「自分で考え、動く現場」を育てることだ)』は、野地秩嘉によるトヨタ自動車の経営・生産現場の実践を描いた書籍です。トヨタの強さの源泉として、「現場が自ら考え、判断し、行動する力」を育てる組織文化や仕組みを詳しく紹介しています。改善活動やチームマネジメント、リーダーシップの具体例を通じて、効率的で持続的な組織運営のヒントを学べる一冊で、製造業だけでなく幅広いビジネスパーソンに役立つ内容です。
ファーストリテイリング会長兼社長・柳井正氏、絶賛
「この物語は、生産方式の話ではない。
この会社は本気だ。
ひょっとしたら、今日の成功は明日の失敗になる。
昨日と同じことをやっていいのか。進化し続ける「現場」--。
それが、トヨタの本質だ。」
なぜ、トヨタが強いのか。
トヨタ自動車の製造現場を支える、「ジャスト・イン・タイム」「かんばん方式」「カイゼン」。
同社のモノ作りの強さを語るうえで、これらの言葉を切り離すことは、決してできない。
だが、これらの"手法論"ばかりに目を奪われていては、強さの「本質」を見誤る。
時代や競争環境、工場のある国やそこで働く人々の国籍が変わっても、決してトヨタの強さはぶれることがない。
「ジャスト・イン・タイム」や「カイゼン」が世界中で通用しているのは、
「自分で考え、動く」人間をトヨタが育ててきたからだ。
自分で課題を見つけ、考え、それを乗り越え、今日を否定し、より質の高いモノ作りを目指して、
たゆまず進化し続ける「現場」。こうした人々が、トヨタの強さの根幹をなしている。
そして進化する現場を育てる力こそ、同社が長い歴史の中で紡ぎ出した、最強のシステムなのである。
「最初から答えを与えてはいかん。考えさせる。考える作業者を作るんだ」(豊田英二)
「悪いのは作業者じゃない。働き方を教えていない管理者の方だ」(大野耐一)
「トヨタ生産方式とは、考える人間を作るシステムです」(米ケンタッキー工場幹部)
トヨタの現場は、ドリームチームではない。無名の選手が、それぞれのポジションで素早く動き、的確にパスを重ねる。
あくまでも連携に優れたチームだ。そのためには日々の鍛錬が必要だ。
【プロローグ】 ケンタッキーの名物
【第1章】 自動車会社ができるまで
【第2章】 戦争中のトヨタ
【第3章】 敗戦からのスタート
【第4章】 改革の始まり
【第5章】 倒産寸前
【第6章】 かんばん
【第7章】 意識の改革
【第8章】 クラウン発売
【第9章】 7つのムダ
【第10章】 カローラの件
【第11章】 規制とショックと
【第12章】 誤解と評価と
【第13章】 アメリカ進出
【第14章】 現地生産
【第15章】 リアリストたち
【第16章】 トラックに乗り込んだ男
【第17章】 21世紀のトヨタ生産方式
【第18章】 未来
【エピローグ】 誇り
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