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ブクスタ！

血の繋がりがなくても“家族”として互いに依存し、守ろうとする姿が胸に刺さります。罪という重さと救いの矛盾、倫理と情の狭間で揺れ動く登場人物たちの暮らしぶりは、読了後に「家族とは何か」「本当の居場所とは何か」を静かに問いかけてきます。 

ただ、物語の暗部や犯罪の描写があまりにリアルなため、「心地よい読書体験」とは言い切れず、読む人によっては重く胸に残る作品でもあると思います。それでも、血縁でもなく、“普通”でもないけれど……それでも彼らが選んだ“家族”の在り方に、妙な温かさと切なさが同居している、そんな物語だと感じました。

是枝監督が映画で公開した万引き家族を監督自身が小説化させたものです！映画で見て面白かったのですが、映画を小説化するという逆輸入にびっくりして読んでみました！映画とは違い、各登場人物の背景なども深く描かれていて面白いです！