心に深く響く一冊でした。森田碧さんの繊細な筆致で描かれた物語は、青春の切なさと成長をテーマにしています。主人公が抱える心の葛藤や周囲との関係に、思わず涙がこぼれそうになりました。人生には予期せぬ出来事が多くて、時にはその重さに圧倒されることもあるけれど、それでも少しずつ自分を見つめ直し、前に進んでいく姿に感動します。純粋な感情を大切にしたくなる、そんな温かい気持ちになれる本です。
Netflixにて大人気配信中の映画「よめぼく」の森田碧が放つ、渾身の最新作!
高校二年生の秋、染野翼は夜の函館山でのデートを最後に、恋人だった一ノ瀬千夏を病気で亡くした。千夏を失ってから、不登校気味になった翼は空虚な日々を過ごし、趣味のギターや作曲した動画の投稿もできないでいた。心の支えはひとつーー彼女が残した"公式アカウント"。千夏は残される翼を想って、自分にメッセージを送ると自動返信されるよう、いろいろな言葉を設定していた。さらに、あるキーワードを送ると動画が届くらしい。翼はそれを探そうと毎日彼女にメッセージを送っていた。
そんな中、幼馴染の永戸真一が面白い動画を見つけたと家を訪ねてくる。それは、千夏の声にそっくりな、レモンティという顔を伏せた高校生の歌い手の動画で……?
やがて、たどり着いた千夏の隠しメッセージとはーー。
心が震えて涙が溢れる、「よめぼく」シリーズの森田碧が放つ、渾身の最新作!
函館が舞台。
装画:飴村
■著者プロフィール
森田碧(もりた・あお)
北海道出身。2020年、LINEノベル「第2回ショートストーリーコンテスト」にて「死神の制度」が大賞を受賞。2021年に『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』(ポプラ社)でデビューし、2022年には「第17回 うさぎや大賞」入賞。「よめぼく」シリーズは累計55万部を突破し、2024年にNetflixにて映画化され、大人気配信中。
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