アツい夏にピッタリ!ホラー小説3選!

まず一冊目は名高い作家による古典的なゴシックホラー。真夏の夜にぴったりの、涼しげな荘厳な城が舞台で、超常的な恐怖が襲い掛かる内容です。倒れこみそうなほど怖く、暑さなんて忘れさせてくれますよ。
二冊目は科学と超自然が交錯する現代ホラーです。サスペンス溢れる未知の生物の侵攻に、謎解きの面白さと恐怖が交差します。暑い日があなたを異次元世界に閉じ込めてしまうかもしれません。
最後に紹介するのは奇妙な人間関係が暗闇を描く心理ホラー。登場人物たちの歪んだ関係性が時に怖く、時に切ない恐怖を織りなします。猛暑をぐっと冷ます、不思議な感覚間違いなしです。まるでホラーならではの冷房を感じてみてくださいね。
『緑の我が家 Home,Green Home』

その路地にさしかかったとたん、ひどく嫌な気分がした。
どういうこともない書店街の一郭。一見見落としそうな路地の突き当りに緑の扉、ハイツ・グリーンホームはあった。
父親の再婚を機に、高校生の荒川浩志はひとり暮らしをすることになった。ハイツ・グリーンホーム、九号室──それは、近隣でも有名な幽霊アパートだった。引っ越した当日、からっぽのはずの郵便受けには、小さい丸い白いものがひとつ、入っていた。プラプラした手触りの、人形の首だったーー。「出ていったほうがいいよ」不愉快な隣人の言葉の真意は? 幽霊を信じない浩志ですら感じる「ひどく嫌な気分」の正体とは? 小野不由美の家ホラーの原点とも言える本格ホラー&ミステリー小説。
目次
第一章 ハイツ・グリーンホーム
第二章 予感
第三章 足音
第四章 蘇生
第五章 まつり
第六章 緑の扉
第七章 死者には死者の夢
第八章 緑の我が家
解説 杉江松恋
作者 | 小野 不由美 |
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価格 | 726円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年10月24日 |
『事故物件怪談 恐い間取り2』

【 映画化決定! 2020年8月28日全国公開 】
『 事故物件 恐い間取り』 原作シリーズ最新刊
( 主演: 亀梨和也 監督: 中田秀夫 配給: 松竹 )
多数のメディアで紹介され話題沸騰!
多くの書店で1位を獲得 した『恐い間取り』最新刊!
事故物件とは、前の住人が自殺・殺人・孤独死・事故などで死んでいる部屋や家のこと…。
そんな事故物件を転々としている「事故物件住みます芸人」の松原タニシが、実際に体験&取材した不思議な話をすべて間取り付きで紹介するベストセラー・ノンフィクション。
「自分の部屋に入るのが怖くなる…」「普通の部屋が実はいちばん怖い!」という実話を揃えた怪談集です。
◎ 頭が振り子のように痙攣する部屋
◎ 黒いシミのある部屋
◎ 右足だけを引きずった跡のある部屋
◎ 離婚する部屋
◎ 関わると死ぬ部屋
◎ 不思議な映像が撮れたライブハウス
◎ 押入がいつも濡れている部屋
◎ 家族が豹変する部屋
◎ 新しい店が入ってもすぐに出て行く居抜き物件
◎ 殺人事件が起きた廃旅館にあるお化け屋敷
◎ 捨てても捨てても部屋に戻ってくる恐い絵
◎ 遺品整理業者の倉庫
◎ 取り替えても電球が切れてしまう部屋
◎ 美人の幽霊が出る旅館
◎ 人型フローリングの部屋
◎ 二度死ぬ部屋
◎ 魔除けに囲まれた部屋
◎ 新潮社クラブ
◎ 夫が自殺した部屋
◎ 全滅旅館
◎ 立入禁止の二階
◎ 父親孤独死の部屋 etc
◆ 著者について
松原タニシ(まつばら・たにし)
1982年4月28日、兵庫県神戸市生まれ。松竹芸能所属のピン芸人。
現在は「事故物件住みます芸人」として活動。
2012年よりテレビ番組「北野誠のおまえら行くな。」(エンタメ〜テレ)の企画により大阪で事故物件に住みはじめ、これまで大阪、千葉、東京、沖縄など10軒の事故物件に住む。
国内・国外500以上の心霊スポットを巡り、インターネット配信も不定期に実施。
事故物件で起きる不思議な話を中心に怪談イベントや怪談企画の番組など多数出演する。
ラジオ関西「松原タニシの生きる」、CBCラジオ「北野誠のズバリ」、YouTube・ニコニコ生放送「おちゅーんLIVE!」などレギュラー出演中。
作者 | 松原 タニシ |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 二見書房 |
発売日 | 2020年07月06日 |
『近畿地方のある場所について』

作者 | 背筋 |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年08月 |
アツい夏も、この3作品と共にならばきっと忘れられないものになることでしょう。話の展開や描写によって、文字から溢れる恐怖感が涼しげな風を引き連れてやって来る。シャワーを浴びても汗が止まらない夏の夜に、これらのホラー小説を開けば、逆に身も心も冷えてくるのが感じられるはずです。
三作品とも異なる魅力がありますが、共通して言えるのは、物語を創るために必要な要素が見事に組み合わさっている点です。恐怖の要素はもちろん、人間の心情や考えを描いた深み、そして全体の設定やストーリーなど、一つ一つが緻密に織り交ぜられています。まさに、これぞホラー小説!と言える三作です。
とはいえ、人によって「怖い!」と感じる基準は様々ですから、一概に「これが怖い!」とは言えません。ですが、それぞれが独自の世界観と深いメッセージを持っているので、それだけでじゅうぶん魅力的です。
もし今までホラー小説を読んだことがないという方は、手始めにこれらの作品から挑戦してみてはいかがでしょうか。暑い夏の夜を涼しく過ごすための一つの手段として、ぜひともチャレンジしてみてください。
最後に、これらの作品を読む時のアドバイスとして、「ホラー小説はただ怖いだけではない」ということを心に留めておいてください。物語の中には、もっと深い意味が込められていることも多いです。それを理解し、解釈することで一層楽しむことができます。
怖いけど、それ以上に引き込まれる世界。それがホラー小説の魅力です。ぜひ、夏の夜長にお楽しみいただき、魅力と冷涼感を体感してください。以上で、僕のおすすめホラー小説3選を締めくくらせていただきます。皆さまの夏が、これらの小説と共に、一層豊かなものになりますように。
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