林芙美子の世界に没入!おすすめ本5選

林芙美子作品は、細やかな感性で描かれる女性視点の繊細な世界と、時代を超えて共感できるテーマが魅力です。先駆的な女性作家としての立ち位置からの視点も、とても新鮮に感じられます。それぞれ異なるテーマと個性を持つ5つの作品をセレクトしました。異国の地での生活や、家族との絆を描いたもの、そして女性の生き方を美しく描いた作品など、多岐にわたります。どれも深く考えさせられる作品ばかり。一つ一つの言葉が美しく、時には辛い現実を繊細に表現しています。林芙美子の作品を通じて、読者自身の生き方や考え方について考え直すきっかけになれば幸いです。
『放浪記』

作者 | 林 芙美子 |
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価格 | 935円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 1979年10月02日 |
『下駄で歩いた巴里 林芙美子紀行集』

昭和5年『放浪記』がベストセラーとなり、芙美子は念願の中国行きを果たす。翌年はシベリア経由で渡欧すると、半年余りをパリ、ロンドンで過ごした。小説を書くのは恋人が待ってくれているように愉しいと言いながら、「苦しいことは山ほどある。一切合財旅で捨て去ることにきめている」。旅を愛した作家の、愉楽の時を記す20篇。
作者 | 林 芙美子/立松 和平 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2003年06月13日 |
『林芙美子が見た大東亜戦争 ―『放浪記』の作家は、なぜ「南京大虐殺」を書かなかったのか』

作者 | 宮田 俊行 |
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価格 | 1408円 + 税 |
発売元 | ハート出版 |
発売日 | 2019年03月06日 |
『貧乏こんちくしょう 林芙美子作品集 林芙美子作品集』

行商人の子として九州各地を転々としてきた著者が、母と養父とともに広島県の尾道に辿りつき、そこで暮らし始めたときの体験を綴った処女短編「風琴と魚の町」をはじめとする初期短編五編、戦後の代表作「晩菊」、戦争にうちのめされた市井の人々の姿を描いた短編四編、ベストセラー『放浪記』の原型ともいわれる詩十編を収録。
作者 | 林芙美子 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 廣済堂出版 |
発売日 | 2015年04月 |
『林芙美子女のひとり旅』

芙美子が人生の節目に旅し、愛した場所を、彼女自身の時にわくわく、時にしみじみとした紀行文を読みながらたどる。
作者 | 角田光代/橋本由起子 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2010年11月 |
これまで紹介した5冊は、ますます林芙美子作品の虜になること間違いなしの素晴らしい本ばかりです。彼女の作品を読むと、その独特の世界観にどっぷりと浸かることができ、一冊読み終えたときのあの感覚はまさに魔法のよう。そんな林芙美子作品が、これら5冊を通じて更に深く楽しめることを保証します。
ただし、これらの本だけが彼女の世界全てではありません。彼女が描き出す、得てして切なくなるほど美しい文章の世界は、他の作品にも散りばめられています。これらの作品を楽しんだ後は、林芙美子の他の作品にも手を伸ばしてみてくださいね。
そして、彼女の作品を読む際、心持ち良いと感じる一方で、どこか胸騒ぎするような描写に触れることもあるかと思います。それは、林芙美子特有の哲学的な観点を持つ女性キャラクターたちの内面を深堀りする表現で、それが生む独自の世界観を楽しむことができるのも彼女の作品の魅力の一つだと言えるでしょう。
もちろん、それら全てを一度に消化するのは難しいかもしれませんが、そこは焦らずゆっくりと。毎日の生活の中で小説を読む時間を見つけ、林芙美子の世界に没頭してみてください。きっと、新たな発見や感動があることでしょう。
だからこそ、林芙美子作品をこれから読み始める人も、すでに読んでいる人も、まだまだ彼女の世界は知らぬ間に広がっているはず。これからも彼女の作品とともに、素敵な読書時間を過ごしていただけたら幸いです。 お気に入りの1冊が見つかれば、ぜひその感想を私たちにもお寄せくださいね。
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