横浜と河鍋暁斎をテーマにした近代文学と画家の本、食虫植物図鑑を厳選推薦

横浜を舞台にした近代文学作品、画家河鍋暁斎の知識、食虫植物図鑑に関する本など、様々なジャンルからおすすめの書籍を厳選しました。興味深い内容が満載の本たちを紹介していきます。読書好きな方は必見ですね。
『乙女の港』

舞台は昭和初期、横浜のミッションスクール。新入生の三千子に、ふたりの上級生から手紙が届く。品よく儚げな洋子と、負けず嫌いで勝気な克子。ふたりの間で揺れ動く三千子だがー昭和12年、伝説の雑誌「少女の友」に連載された本作は一大ブームを巻き起こした。少女時代特有の愛と夢、憧れとときめきに満ち満ちた、永遠の名作。雑誌初出時の中原淳一の挿絵を全点収録。
作者 | 川端康成/中原淳一 |
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価格 | 838円 + 税 |
発売元 | 実業之日本社 |
発売日 | 2011年10月 |
『午後の曳航』

十三歳の登は自室の抽斗奥に小さな穴を発見した。穴から覗く隣室の母の姿は艶めかしい。晩夏には、母が航海士の竜二とまぐわう姿を目撃する。竜二の、死すら厭わぬ船乗り精神と屈強な肉体に憧れる登にとって、彼が海を捨て母を選び、登の父となる生ぬるい未来は屈辱だった。彼を英雄に戻すため、登は仲間と悪魔的計画を立てる。大人社会の綻びを突く衝撃の長編。横浜港で船員らに取材し一気に書き上げた。38歳の三島が子供世代の目で描く大人の虚妄。
作者 | 三島 由紀夫 |
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価格 | 649円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2020年10月28日 |
『かめれおん日記』

本体価格1700円+税
B6変形(123mm×183mm) 上製
ISBN:978-4-909992-50-5
小品をもって、作者や作品との出会い、本との出会いの場へと誘う「灯光舎 本のともしびシリーズ」第3弾は中国の古典世界を材にした『山月記』や『李陵』などを描いた作家・中島敦の作品3編をお届けします。
パラオ滞在中に出会った島民の女性をユーモラスに親しみあるまなざしで描いた「マリヤン」、ある南の島に伝わったとされる昔話を題材に描いた「幸福」、そしてタイトルとなった「かめれおん日記」を収録。自身の望まぬ環境と喘息の持病に悩むある教師が、突然生徒から渡されたカメレオンを飼育することになる。その珍奇な小動物の観察から、「自身への呵責と省察」が思索的に展開し、現実と内面の世界を往還する。環境に適応できずに衰弱する「かめれおん」と何とか今の状況から脱却を試みる人間が鮮明に描かれる。
南島の自然や人々への愛情あるまなざしと自身の内面をえぐる鋭い観察に加えて、時にシニカルとユーモアを漂わせて精彩をはなつ作品たちをお届けします。また、中島敦の妹・折原澄子氏によるエッセイ『兄と私』を収録。兄・中島敦との想い出と人柄をていねいに描くみごとな文章も必見。
「灯光舎 本のともしび」創刊
人々の心に染み入る作品を取り上げ、小品仕立ての書籍にしてお届けする「灯光舎 本のともしび」。書物の愛好家はもとより、作者や作品ないしは読書そのものへの入り口にしてほしいという想いのもと、「小品」をコンセプトに素朴で味わいのある佇まいで、刊行いたします。
撰者には、書物エッセイストで京都銀閣寺に店を構える古書善行堂店主・山本善行氏を迎え、シリーズとしての発刊を目指します。
作者 | 中島敦/著 山本善行/監修 |
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価格 | 1700円 + 税 |
発売元 | 灯光舎 |
発売日 | 2021年12月22日 |
『もっと知りたい河鍋暁斎 生涯と作品』

幕末から明治にかけて活躍した狩野派の奇才の、驚異的な画技と豊かなイマジネーションが織りなす独創世界。比較的知られる戯画、幽霊・妖怪画はもとより、美人画、風景画、武者絵、動物画……なんでもこなし、近年とくに肉筆画が注目されている。本書は、流派に収まりきらない「暁斎流」の巧さと面白さを伝えるために、評伝四章のほかにジャンル別三章を設けるというシリーズ異例の構成で、見応え読み応え十分。
明治維新による文化的迷妄と混乱の中、変わらぬ江戸の心を持ち続けた画家の矜持に共感する著者の洞察が、「暁斎」の見方に類書にはない深みを与えている。
作者 | 狩野博幸 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 東京美術 |
発売日 | 2013年04月 |
『育て方がよくわかる世界の食虫植物図鑑 : アジア、アメリカ、アフリカ、オーストラリア、ヨーロッパ各国の特徴ある食虫植物の育て方』

作者 | 田辺,直樹 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 日本文芸社 |
発売日 | 2020年01月 |
『はまったら抜けだせない!? 食虫植物』

食虫植物の特徴としくみ、捕虫方法による5つの分類、栽培方法、日本の自生地、原種と園芸種などを紹介。捕虫のしくみを解説する箇所では、ビジュアルで理解しやすいように写真やイラストの合成・組み合わせで構成しています。
過酷な環境下で生き抜くために進化した食虫植物の、不思議で怪しい魅力が満載。
一般的な食物連鎖の流れに逆らい、植物が虫を食べるという奇妙さ。虫ならずとも思わず引き寄せられてしまいます。さあ、あなたも奥深い食虫植物の世界にはまってみませんか?
作者 | 田辺直樹/石倉 ヒロユキ |
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価格 | 3960円 + 税 |
発売元 | 岩崎書店 |
発売日 | 2022年07月14日 |
これらの作品を読んで、横浜や河鍋暁斎、食虫植物について新しい視点を得ることができるかもしれません。舞台となる横浜の風景や人々の生活、河鍋暁斎の作品と生涯、食虫植物の多様性に触れることで、自分の知識や見識を広げるきっかけとなるかもしれません。興味を持った方は、ぜひ手に取ってみてください。新しい世界が広がるかもしれませんよ。
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