鑑真を知る本 おすすめ5選 日本の律宗の開祖
新たな視点から鑑真を紐解く一作目は、彼の苦闘と成功を描いたハイストーリー。歴史を好きにさせてくれる一冊です。二作目は、律宗の教えを鑑真から学ぼうとする現代人の姿を描いた作品。三作目は、鑑真と彼を取り巻く人々の人間模様を描いた作品です。四作目には、鑑真の生涯を辿りながら、その思想や信仰を詳細に掘り下げています。最後におすすめする五作目は、描写力が鮮烈な小説で、鑑真の人間性に迫る楽しみを感じ取れます。どれも一冊一冊が一つの世界観を持ち、読み終えた後でもその余韻が残るような作品ばかり。彼の生きざまを深く知りたい方におすすめです。
『鑑真 : 海をこえてきた盲目の仏教僧』
作者 | 山岸,良二,1951- 西本,鶏介,1934- ひだか,のり子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | ミネルヴァ書房 |
発売日 | 2012年10月 |
『鑑真』
五度の失敗の末に、ようやく来日を果たした苦心談で知られる鑑真。しかし、彼がどのような学問を修めていたか、何を実現するために日本へ来たのか、また結果として日本の仏教に何をもたらしたかについては、これまであまり語られてこなかった。日本の仏教受容という大きな流れのなかに鑑真の存在を位置づける、画期的な試み。
作者 | 東野治之 |
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価格 | 792円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2009年11月 |
『鑑真』
故国においてはすでに高僧と仰がれたが、仏法宣布の雄志を懐き。惨澹たる苦心を重ねて、盲目となりながらも日本に渡る。朝野に迎えられては奈良仏教の興隆に専念、唐招提寺の開山となる。日本文化に大感化なした唐名僧の偉大な事績とその生涯。鑑真研究の第一人者が、中国側の史料をも縦横に駆使、蘊蓄を傾けて多年の研鑽を披瀝した絶讃の名著。
作者 | 安藤更生 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 吉川弘文館 |
発売日 | 1989年02月 |
『鑑真と唐招提寺の研究』
日本に戒律を伝えるため、幾多の困難をのり越えて唐より渡来した鑑真と弟子たち。彼らが造立した唐招提寺伝存の木彫像や金堂三像の意義・目的、弟子たちの活動の様相などを『唐大和上東征伝』をはじめ関連史料から検討する。渡来後の鑑真一行の活動や唐招提寺について基礎的な事実を究明し、鑑真がもたらした授戒と美術の様相に迫る貴重な研究。
作者 | 眞田 尊光 |
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価格 | 12100円 + 税 |
発売元 | 吉川弘文館 |
発売日 | 2021年03月01日 |
『絵本版おはなし日本の歴史(6)』
作者 | 金子邦秀 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 岩崎書店 |
発売日 | 2014年03月 |
ここまで、鑑真という仏僧の偉業と彼が日本の律宗を開祖した事実を深く知ることができる本を5つ紹介してきました。閉じるページごとに、鑑真の生きざまや彼を取り巻く歴史の背景が見えてきます。それぞれの物語からは、日本と中国の交流の歴史や、仏教が日本の社会に及ぼした影響、そして鑑真自身の堅固な信念と不屈の精神が伝わってきます。
特におすすめしたいところですが、どれも個性があり、どの一冊もあなたの知識と理解を深めるための貴重なものばかりです。物語には、彼が直面した困難や成功の瞬間、そして彼の思想や考え方が描かれているので、読むことで、律宗や鑑真の人間性、そして彼が成した業績について深く理解できるようになるはずです。
もちろん、5冊全てを読む必要はありません。鑑真について多角的に理解するためには、まず1冊でも手に取ってみてください。そして興味が湧き、さらに深く知りたくなったら他の本を読んでいくのも良いでしょう。
これらの本は、鑑真についての敬意と尊敬の念を抱きながら、ありのままの人間性や歴史背景を描こうと努めています。それぞれの作家の視点から見た鑑真の姿を通じて、あなた自身が鑑真や律宗に何を見出すか、何を感じるかはあなた自身次第です。
創作に関する書籍を紹介するのは楽しいことですが、それ以上に楽しいのは、あなたがその中から何を学び、感じ、考えるかを見ることです。それが、私たちがこうして本を紹介し続ける理由でもあります。どの作品もその中に「何か」を秘めています。それが何であれ、きっとあなたを待っているはずです。では、あなた自身の手でそれを見つけてみてください。
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