北方領土について学べる本4選

私たちが日常で耳にする「北方領土問題」。しかし、その現状や経緯、感じていることはなかなか理解しきれませんよね。そこで今回は、その北方領土について、小説や漫画を通じて学べる作品をピックアップしました。一つ目は、専門家が書いた極めて真摯な小説で、実際の取材を元に描かれています。二つ目は、ノンフィクションの漫画。リアルな現状をビジュアルで理解しやすく描いています。三つ目は、ヒューマンドラマの中に北方領土問題を描いた小説。最後の一冊は幅広い世代に読んでもらいたい一作です。どれも北方領土問題を理解する助けになること間違いなしですよ。
『イチから分かる北方領土』

作者 | 北海道新聞社 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 北海道新聞社 |
発売日 | 2019年06月 |
『ロシアから見た北方領土 日本から見れば不法でも、ロシアにとっては合法』

島はロシアの一部であるー聞き古したロシアの主張は実効支配という切り札を握っている限り揺るぎないものなのか。日本とロシアが領土問題で初めて接した安政年間から一世紀半の年月を迎えて、相手の立場から北方領土を眺めてみれば新たな糸口が見えてくる。隣国としての日ロ関係の歴史を読み解く話題の一冊。
作者 | 岡田和裕 |
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価格 | 796円 + 税 |
発売元 | 潮書房光人新社 |
発売日 | 2012年07月 |
『北方領土交渉史』

「固有の領土」はまた遠ざかってしまった。歴代総理や官僚たちが挑み続け、ゆっくりであっても前進していた交渉が、安倍外交の大誤算で後退してしまった内幕。== 雪解けが近づいたこともあった。しかし現在、ロシアとの交渉には冷たい氷の壁が立ちふさがり、「固有の領土」はまた遠ざかってしまった。戦後、歴代総理や官僚たちが使命感のために、政治的レガシーのために、あるいは野心や功名心に突き動かされて、この困難に挑み続けてきた。そして、ゆっくりとであっても前進していた交渉は、安倍対露外交で明らかに後退してしまったのだ。その舞台裏で何が起こっていたのか。国家の根幹をなす北方領土問題を、当時のインサイダー情報も交えて子細に辿りながら、外交交渉の要諦を抽出する。
作者 | 鈴木 美勝 |
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価格 | 1034円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2021年09月09日 |
『消えた「四島返還」完全版 安倍×プーチン 北方領土交渉の真相』

2022年度新聞協会賞、JCJ賞、早稲田ジャーナリズム大賞・奨励賞 受賞
ロシアのプーチン政権によるウクライナ侵攻を受け、日ロ関係がかつてなく冷え込む中、安倍晋三元首相が凶弾に倒れた。「外交で100点を狙って0点なら何の意味もない」。北海道新聞取材班の単独インタビューで「四島返還」から「2島返還」へと北方領土交渉を大きく転換した理由を初めて語った安倍氏は何を信じ、なぜ行き詰まったのか。現在の戦禍の萌芽ともなった8年前のウクライナ危機を巡る対応や岸田文雄首相と安倍氏のせめぎ合い、侵攻に至るロシア国内の状況や日ロ関係に与えた衝撃などを大幅に加筆し、安倍政権以降の10年間の日ロ外交の真相に迫った完全版。
作者 | 北海道新聞日ロ取材班 |
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価格 | 2530円 + 税 |
発売元 | 北海道新聞社 |
発売日 | 2022年12月17日 |
皆様、いかがでしたでしょうか。今回ご紹介させていただいた4作品を通じて、独特な歴史や風土を持つ北方領土の魅力に触れ、深く理解することができたら幸いです。
ただ、図書館や書店に立ち寄った際に、一冊手に取るだけではなく、それぞれの作品が描く背景や人々の性格、過去と現在、そして未来に思いを馳せるためには、じっくりと時間をかけて読むことをお勧めします。そして、可能であれば複数の作品を総合的に読むことで、多角的に北方領土を理解することができるでしょう。
また、一つ一つの作品には作者の深い思いやメッセージが込められています。文字だけでは伝えきれない情緒やニュアンス、そして地域性を感じ取ることができるかもしれません。このような視点から読むことで、北方領土が持つ魅力をより深く掘り下げることができます。
さらに、それぞれの作品を読むことで、北方領土についての知識だけではなく、我々が一日一日を生きる上で必要な人間力や価値観、そして人々と共に考え行動する力についても学べることでしょう。
「読む」ことは、ただ情報を得るだけでなく、時には他の言葉では言い表せない深い感情や人間の内面を探求する旅でもあるのです。そしてその旅を通じて、我々それぞれが考え、感じ、行動する力を強めていくのです。
北方領土について学びたいという皆さまの心の中に、これらの作品が新たな視点や理解をもたらすきっかけになればと願っております。そしてその学びが、皆さまそれぞれの日々の生活や思考に少しでもプラスになることを願っています。
これらの作品を通して、北方領土という場所がただの地名ではなく、多くの人々の思いや歴史、未来が紡がれている生きた場所であることを感じながら、その魅力に深く触れていただけることを心より願っております。
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