民俗学の本 初心者向けで面白い おすすめ 7選

みなさん、こんにちは!本日は「民俗学初心者向けおすすめ7選」についてお話しします。一見敷居が高くなる民俗学ですが、実は私たちの日常生活に深く根ざした面白い学問です。古来の伝承や祭り、風習などを深掘りすることで、現代社会の理解も深まるのです。今回はそんな民俗学の面白さを伝える、7つの本を厳選しました。物語のように展開する一冊や、漫画で直感的に学べる一冊も取り揃え…初心者もホッと一息つけます。さあ、あなただけの冒険が始まりますよ!
『民俗学入門』

普通の人々が営む日々の暮らしを深く知り、驚く。人生と生活の細部に直に触れ、世界の奥行きに畏怖しながら、複数の歴史を「私(たち)」からつかみ出す。繰り返される過ちから目をそらさず、よりよい未来を考えたい。これが民俗学のエッセンスである。「人間にかかわることすべて」に開かれた、野心的な「共同研究」への誘い。
はじめにーー「せつなさ」と「しょうもなさ」を解きほぐす
序 章 民俗学というガクモンが伝えたいこと
コラム1 「日本的」と「伝統的」
第一章 暮らしのアナトミー
きる 【衣】
たべる 【食】
すむ 【住】
コラム2 「いま・ここ・わたし」から「あるく・みる・きく」へ
第二章 なりわいのストラテジー
はたらく 【生産・生業】
はこぶ 【交通・運輸】
とりかえる 【交換・交易】
コラム3 目玉をみがく
第三章 つながりのデザイン
つどう1 血縁
つどう2 地縁
つどう3 社縁
コラム4 聞くことの絶望と愉悦
終 章 私(たち)が資料であるーー民俗学の目的と方法
コラム5 リミナル・エスノグラファーズ
あとがきーー「墓穴」としての入門書、あるいは、本書を書いてしまった理由
図版出典一覧
作者 | 菊地 暁 |
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価格 | 1056円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2022年01月24日 |
『はじめて学ぶ民俗学』

作者 | 市川,秀之,1961- 中野,紀和 篠原,徹,1945- |
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価格 | 不明 |
発売元 | ミネルヴァ書房 |
発売日 | 2015年09月 |
『はじめての民俗学 怖さはどこからくるのか』

科学技術の発達した現代の都市社会においても、人々が強い関心を寄せつづける、妖怪・オカルトなどの「不思議な現象」。そのような心の源流にあるのは、いったい何なのだろうか。脈々と生き続ける、日本人の隠れた意識を探り当てるのに、民俗学はすぐれた力を発揮する。本書は、民俗学の入門的な知識と、学問としての流れをはじめの一歩から解説。さらには、エンガチョ、消えるタクシー客など、都市のフォークロアに適用して、身近な「怖さ」の裏にひそむ非合理的思考や神秘主義へのあこがれを読み解き、現代の民俗学の可能性を探る。
作者 | 宮田登 |
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価格 | 1210円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2012年08月 |
『民俗学への招待』

作者 | 宮田登/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 1996年01月01日 |
『日本の民俗学』

作者 | 柳田,国男,1875-1962 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2019年06月 |
『みんなの民俗学(960;960) ヴァナキュラーってなんだ?』

民俗学が田舎の風習を調べるだけの学問というのは誤解だ。
キャンパスの七不思議やわが家のルール、喫茶店モーニングやB級グルメといった現代の日常も、
民俗学の視点で探ることができる。
本書ではこれらの身近なものをヴァナキュラーと呼んで〈現代民俗学〉の研究対象とした。
発祥の経緯やその後の広がりを、数々のユニークなフィールドワークで明らかにする。
作者 | 島村 恭則 |
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価格 | 968円 + 税 |
発売元 | 平凡社 |
発売日 | 2020年11月16日 |
『民俗学の思考法』

▼「生きる技法」を捉える
いま・ここにある人びとの生を、その生活や日常、文化を、
ミクロな視点と同時代の世相や社会との絡みのなかで捉える民俗学。
だから、SNSも科学技術もグローバリゼーションだって扱う。
民俗学の基本的な考え方を初学者向けにわかりやすく解説する、決定版テキスト!
民俗学の重要な概念や人名、理論、事例などを丁寧に解説するキーワード集36を収録。
著者紹介・編者以外(執筆順)
島村恭則(しまむら・たかのり)
関西学院大学社会学部教授。主要業績に、『みんなの民俗学――ヴァナキュラーってなんだ?』(平凡社新書、2020年)。
周星(しゅう・せい)
神奈川大学国際日本学部歴史民俗学科教授。主要業績に、『現代民俗学的視野与方向』(商務印書館、2018年)。
法橋量(ほっきょう・はかる)
慶應義塾大学非常勤講師。主要業績に『方法としての〈語り〉――民俗学をこえて』(共著、ミネルヴァ書房、2020年)。
フェルトカンプ, エルメル(Elmer VELDKAMP)
ライデン大学人文学部地域研究所(Leiden Institute for Area Studies)韓国学科専任講師。主要業績に『Highlights from the Korea collection of Rijksmuseum Volkenkunde』(Arnhem: LM Publishers、2014年)。
山泰幸(やま・よしゆき)
関西学院大学人間福祉学部教授。主要業績に『だれが幸運をつかむのか――昔話に描かれた「贈与」の秘密』(筑摩書房、2015年)。
室井康成(むろい・こうせい)
会社役員。主要業績に『事大主義――日本・朝鮮・沖縄の「自虐と侮蔑」』(中央公論新社、2019年)。
重信幸彦(しげのぶ・ゆきひこ)
國學院大學兼任講師。主要業績に『みんなで戦争――銃後美談と動員のフォークロア』(青弓社、2019年)。
金子祥之(かねこ・ひろゆき)
東北学院大学文学部歴史学科講師。主要業績に「オビシャ行事をめぐる地域社会の縮小戦略――村規約にみる現代化への対応 」(『生活学論叢』33号、2018年)。
加賀谷真梨(かがや・まり)
新潟大学人文学部准教授。主要業績に『民衆史の遺産 第14巻沖縄』(谷川健一・大和岩雄編)(分担執筆、大和書房、2019年)。
施尭(し・ぎょう)
東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻文化人類学コース博士課程。主要業績に「「民謡」への道――戦後沖縄の旧・コザ市を舞台にした4人の民謡歌手のライフストーリーから」(東京大学修士学位論文、2014年)。
飯倉義之(いいくら・よしゆき)
國學院大學文学部日本文学科准教授。主要業績に『怪異を魅せる』(青弓社、2016年)。
松田睦彦(まつだ・むつひこ)
国立歴史民俗博物館研究部准教授。主要業績に『人の移動の民俗学――タビ〈旅〉から見る生業と故郷』(慶友社、2010年)。
朴承賢(ぱく・すんひょん)
啓明大学校国際地域学部日本学専攻助教授。主要業績に『老いゆく団地──ある都営住宅の高齢化と建替え』(森話社、2019年)。
俵木悟(ひょうき・さとる)
成城大学文芸学部教授。主要業績に『文化財/文化遺産としての民俗芸能――無形文化遺産時代の研究と保護』(勉誠出版、2018年)。
辻本侑生(つじもと・ゆうき)
民間企業勤務。主要業績に「いかにして「男性同性愛」は「当たり前」でなくなったのか――近現代鹿児島の事例分析」(『現代民俗学研究』12号、2020年)。
鈴木洋平(すずき・ようへい)
拝島大師職員。主要業績に「石塔化と「無縁」――佐渡橘における恒久的石塔の選択と『意味づけ』」(『日本民俗学』257号、2009年)。
作者 | 岩本通弥/編 門田岳久/編 及川祥平/編 田村和彦/編 川松あかり/編 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 慶應義塾大学出版会 |
発売日 | 2021年03月19日 |
今回は、初心者にも優しく、そして楽しく読める民俗学の本をいくつかご紹介してきました。それぞれの作品には、普段見過ごしてしまいがちな文化や風習といった部分が鮮やかに描かれています。それぞれの地域や時代を背景に、私たちの生活や歴史がどのように形成されてきたのか、あらためて考えるきっかけになると思います。
一つ一つの作品は、それぞれ独特のテーマや視点をもっていますから、あなたが求めていた答えが必ず見つかるはずです。あるいは、新たな疑問や発見をもたらしてくれることでしょう。学問と聞くと少し敷居が高く感じられますが、面白く、ユーモラスなものから深遠で哲学的なものまで様々な作風が揃っているのが民俗学の面白さでもあります。
私たち自身のルーツを探る旅に出てみてはいかがでしょうか。未知の領域に足を踏み入れることは、時に不安かもしれませんが、逆に新たな自分を発見できるきっかけにもなるでしょう。全ての作品が、読む人それぞれの旅の始まりを祝福してくれるような優しいメッセージを込めています。
読む人によって受け取る印象が変わるのが、民俗学の本の魅力でもあります。ひとつの現象を色々な角度から見ることで、自分だけの解釈を作り上げる楽しみを味わうことができます。さあ、新鮮で刺激的な視点で世界を見てみませんか。今回ご紹介した本たちが、あなたの新たな旅の良き友となることを願っています。
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